新*今日の漢字* 「自」
今日も朝から曇り空です、ときおり小雨が降ってきます。
では・・・
新*今日の漢字*
「自」 音読み ジ シ 訓読み みずか(ら)
画数 6画 部首 自(みずから)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 正面から見た鼻の形。
自分自身をいうとき、自分の鼻をさしたり、自分の鼻を押さえることは古くからのことで
あったらしく、自は「おのれ、みずから」の意味となる。
甲骨文に「~自(よ)り~に至る」の用法があり、「~より」の意味に用いる。
自は鼻の形で「はな」の意味であったが、おのれ、自らの意味に用いられるようになった
ので、はなの意味の字として、自に鼻息(はないき)の音である畀(ひ)を音符として
加えた形声の字である鼻(はな)が作られた。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 正面から見た鼻の形。
[説文]四上 に「鼻なり。鼻の形に象る」という。
卜辞に「~自(よ)り~に至る」の用法があり、明文には他に「自ら寶そん彝
(ほうそんい)を作る」のように用いる。
[詩、皋陶謨(こうようぼ)]に「我が五禮を自(もち)ふ」のように用いるのは、
もと鼻血を犠牲として用いることからの転義であろう。
[左伝]に「人を用ふ」というときは、そのような犠牲の法をいう。
[穀梁伝(こくりょうでん)、僖十九年]に「其れ之(これ)を社(示土)に用ふとは
奈何(いかん)。蓋(けだ)し其鼻を叩きて、以て社(示土)に衈(ちぬ)るなり」と
みえるものである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
神を表した「申」の字ように違う意味に用いられるようになって、神を表す「示(ネ)」をつけて「神」としたように、目印をつけて意味を限定することも多くありましたが、
「自」はその鼻の意味を明け渡して、もう少し広い意味の「みずから」の意味になったのですね。
それにしても、鼻血を誓いをたてるときの犠牲にしていたのには驚きですね。
我が家3匹の猫の中でなかなか写真に写らない猫がいます。
真ん中猫のほぼ黒猫に見える通称フクです。
本名は「あかふく(赤福)」と娘が付けました。
赤福の由来に近いものが撮れました。
では今日の一枚は・・・
黒い部分を餡子(あんこ)に見立てみると、体の下の部分に餡子の巻残したように、白い所が
あるので、「赤福」だそうです。
とくに「あごの下」、「デコルテ」、「下腹部」に白い所が広がっていますし、それをつなぐように
細い白い線があります。
珍しく、白い所がみえたので思わずパチリ!この後すぐに逃げられました。
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