新*今日の漢字* 「数」

今日は川崎市の統一美化という行事で地域で家の周りのお掃除をしました。

皆さんの日ごろからの掛けが良いのか、強い雨が押し流してしまったのか、

道路は少しの落ち葉だけできれいでした。

では・・・

新*今日の漢字*

「数」 音読み  スウ ス   訓読み  かず かぞ(える)

    画数  13画    部首  攵(のぶん ほこづくり)

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 もとの字は數に作り、婁(ろう)と攴(ぼく(攵))とを組み合わせた形。

     婁は女子が髪を高く巻き上げた形。

     これを攴(う)って髪形を崩(くず)し乱すことを数(さく)という。

     それは人を責める行為として行われたので、「せめる」の意味となる。

     髪が乱れて数えることができない状態となるので、「かす、かぞえる」の意味となり、

     数のかぞえかたには一定の法則があるので、命数・暦数(自然にめぐって来る運命)の

     ようにいい、「さだめ、運命」の意味にも用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 旧字は數に作り、婁(ろう)攴(ぼく)とに従う。

     婁は女子が髪を高く結いあげた形。

     これに攴を加えてその髪型を乱すことを数(さく)という。

     ゆえに数数(さくさく)として髪が乱れるのが字の原義。

     それは人を責める行為としてなされたのであろう。

     ゆえに責める意となるが、それもなお数(さく)の音である。

     その髪が乱れて多く、数えがたいことから数の意となる。

     数にはその数えかた、計数・数術の上に一定の法則性があることから、必然の意となり、

     暦数となり、運命となり、世運の動きをもいう。

     [説文]三下 に「計(かぞ)ふるなり」として婁(ろう)声とするが、婁に数(さく)の声

     はない。

     結い上げた高鬐(こうけい)を殴(う)って乱すのは、そろらく祭祀(さいし)に奉仕

     する女子を殴つもので、これを責める重要な事由のあることであろう。

     金文の字形は[中山王大鼎(ちゅうざんおうだいてい)]及び[方壺(ほうこ)]にみえるもの

     であるが、その上部は馬王堆帛書[老子、甲・乙本]の字形と近く、[三体石経(さんたい

     せきけい)、春秋(しゅんじゅう)]の古文の婁と似ている。

     わが国の「かず」の語源は明らかにしがたいが、象形文字においては、その字形・字義を

     通じて語義の展開を考えることができる。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

もともと「数」という字は「さく」といわれていたのですね。

「髪が乱れて数えがたい」という意味から数えるの意味となるらしいですが、「わが国の「かず」の

原義は明らかにしがたい」とも書かれていて、長い歴史の間にいろいろな変遷があって、確定しがたいところがあるのでしょうか。


少し前に息子家族が買い物兼食事に出かけました。

以前の家にはユズの木がありまして、冬至やお料理に困ったことは無かったのですが、建て替えの際に大きすぎて移すことができませんでした。

2年ぐらい前に地域の農協主催の農業祭に植木屋さんも出るので主人に「ゆずを買ってきて!」と頼んだところ、親戚の花屋から小さな鉢植えを買ってきました。

しかも、柿畑の端っこに小さな木を植えたので、昨年は篠竹の中に埋もれて実もなりませんでした。

もう枯れてしまったのかと思っていましたが、新芽が出たので、周りの篠竹を切っておいたら、なんと!実が生っていました。

ということで、今日の一枚は・・・

負けずにがんばったユズの木と実です。

冬至には我が家と息子家族と娘家族1個ずつ分けてあとは買いましょうね。

まずははじめの一歩です、大きくな~れ!

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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