新*今日の漢字* 「組」
今日の午後、例の野良猫が姉妹と共に子猫を連れて遊びに行きました。
前回は子猫を3匹連れていましたが、今日は1匹だけでした。
別の場所で遊んでいるのか、野良猫の宿命なのか分かりませんが、
まずは1匹だけでも元気な姿を見ることができて良かったです。
では・・・
新*今日の漢字*
「組」 音読み ソ 訓読み く(む) くみ
画数 11画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は且(そ)。
組紐(くみひも)のことで、[説文]十三上 に「綬(じゅ(くみひも))の屬(ぞく)
なり。其の小なる者は、以て冕(べん(冠(かんむり)))の纓(えい(ひも))と
爲す」という。
纓は組紐の細く密なるもの、その大きなものを綬という。
組紐は多くの糸を組み合わせて作るものであるから、組織(そしき(ひもを組み、
はたを織る)。また、全体を作りあげること)・組繡(そしゅう(ぬいとり))の
ようにいう。
組織はいまでは組み立てられたもの、機能的な構造体のことをいう。
「くみひも」の意味から、「くむ、くみあわす、くみ」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は且(そ)。
[説文]十三上 に「綬(じゅ)の屬なり。其の小なる者は、以て冕(べん)の纓(えい)
と爲す」ちある、組紐の類。
[礼記(らいき)、玉藻(ぎょくそう)]に「玄冠、朱組の纓は天子の冠なり」以下、諸侯
より士に至る冠纓に用いる組のことを綬という。
纓は組の細かいものであり、大なる者を綬という。
金文の[虢季氏子組(かくきししそ)]の組の字は綬に作り、且の下に又(ゆう)を加える。
組を手(又)にもつ形で、組は緌飾(ずいしょく)のように呪飾(じゅしょく)として
意味があったのだろう。
おおむね織文のものを用い、組織・組繡(そしゅう)という。
組織はいま機能的な構造体の意に用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
そうでしたか、もとは組紐の意味だったのですね。
若い頃作ってみたかった物の一つです。
そして、子どもの頃2本のリリアンの糸を半分に折って、4本の糸のようにして手のひらだ編みあげ
る、簡単な組紐で作った今でいえばストラップのようなものを作ったことがあります。
今では組紐とは違う意味になってしまったようですね。
遊びに来た野良猫たちの写真を撮っていたら、下の孫がカメラに興味をもってしまい。
デジカメだからと思い、貸しましたところ、充電が切れるまでシャッターを押していました。
まともなもの数枚を残して消去したのは言うまでもありません。
では今日の一枚は・・・
私が撮った野良猫の親子です。
母猫は相変わらず警戒モードです。
三毛猫の子どもですが、こげ茶のトラ猫です。
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