新*今日の漢字* 「体」
今日は下の孫の幼稚園の運動会です。
まず役員をしているママさんを送って行き、戻ってすぐに息子と孫たちを乗せて出発。
帰宅後遅い朝食をとり、今度は私が主人に会場の小学校へ送ってもらいました。
午前最後の競技を見て、バスで帰ろうと思いましたが、そのバスが来ません。
結局しびれを切らして2kmちょっとを歩いて帰宅しました。
では・・・
新*今日の漢字*
「体」 音読み タイ テイ 訓読み からだ
画数 7画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。に
形声 もとの字は體に作り、音符は豊(れい)。
語頭子音(しいん)がlの音は、古くは頼(らい)(獺(だつ))・留(籀(ちゅう))
のようにtの音と通じる関係がある。
[周礼(しゅうらい)、天官、内饔(ないよう)]に「體名肉物を辨(べん)ず」とあって、
もと犠牲(いけにえ)の「からだ」をいう。
のち人の「からだ」の意味にも用い、すべて「かたち、すがた」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は體に作り、豊(れい)声。
豊(れい)は来母(らいぼ)。
来母の字に賴(らい(獺(だつ)))离(ち(離(り)))留(りゅう(籀(ちゅ
う)))など、互通の関係がある。
[説文]四下 に「十に屬を總(す)ぶるなり」と肢体の全体の名とし、形声とする。
字は骨肉をすべて供する意とみるべく、[周礼(しゅうらい)、天官、内饔(ないよう)]
に「體名肉物を辨ず」、[儀礼(ぎらい)、公食大夫礼(こうしょくたいふれい)]に
「體を載(の)す」という。
もと牲体をいい、体解とは牲を解いて二十一体とする意。
その全体の組織を体系、骨骼(こっかく)をなすものを体格という。
のち人の肢体に移していい、その体験するところを体得・体認という。
本質に対する作用の関係を体用といい、東洋的な思考の一形式をなしている。
宋代の哲学や禅宗の形成をはじめ、芸術分野でも重要な概念であった。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
もともとは犠牲(いけにえ)の体のことを言っていたのですね。
そして、その意味を人間の肢体に移していって、その後その作られた体得・体認・体用などの
ことばは宋代の哲学や禅宗の形成をはじめ、芸術分野でも重要な概念になったのですね。
では今日の一枚は・・・
運動会の会場の空です。
若干秋の雲らしきものも見えますね。
この空の下、賑やかに運動会は執り行われました。
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