新*今日の漢字* 「茶」

昨夜の雨以来気温が下がりましたが、家の中は前日までの名残でほんのり暖かいままです。

では・・・

新*今日の漢字*

「茶」 音読み  チャ サ   訓読み  ---

    画数  9画    部首 くさかんむり

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 「ちゃ、ちゃのは」をいう。

     茶は古い辞典にはみえない字で、もとの字はおそらく荼(と)に作り、音符は余(よ)。

     余に途(と(みち))・稌(と(いね))の音がある。

     [爾雅(じが)、釈木]に「檟(か)は苦荼(くと)なり」とあり、[経典(けいてん)

     釈文(しゃくもん)]に「荼は茗(めい(おそ摘(つ)みの茶))の類なり」とあって、

     荼はのちの茶にあたる。

     唐代の陸羽(りくう(八世紀の人))の「茶経(ちゃきょう)」に茶の起源からその製法

     ・飲用法・産地など茶のすべてにわたって詳細に記述されている。

     宋・元代(十世紀~十四世紀)以来、茶は士人に愛用された。

     わが国へは禅宗とともに鎌倉時代に渡来し、はじめは薬用として飲まれたが、のち茶道が

     成立した。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 初文はおそらく荼(と)で、声符は余(よ)。

     余に途(と)・稌(と)の声がある。

     [爾雅(じが)、釈木]に「檟(か)は苦茶なり」とあり、早く採るを茶、遅く採るを

     茗(めい)という。

     茶は唐の陸羽(りくう)の[茶経(ちゃきょう)]に、その由来・製法・飲用法などが詳記

     され、宋・元以来、士人の愛用のものとなった。   

     わが国では特に賞翫(しょうがん)愛用されて、その作法である茶道は、わが国の風雅の

     一領域を占めている。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

古い字がないのですね、珍しいパターンですね。

「荼」に何か意味を持たせて「茶」にしたのか、ただ単に一画を忘れたものが定着しのか、今となってはわかりません。

長い歴史の中ではいろいろなことが起こるのですね。

茶道はよく分かりませんが、私は煎茶も抹茶も大好きです。

鎌倉時代に薬として渡来したお茶が庶民の飲み物にまで定着し、今に至るのはすごいことですね。


今、何を書こうかと思い悩んでいたら、末っ子猫のいちごが寝言で鳴きました。

猫も寝言を言うのですね。

そういえば、初めて飼った猫のミルクは夢の中で走っていたのでしょうね、4本の足をバタバタ

動かしていたことがありました。

では今日の一枚は・・・

今年新たに芽吹いたサンスベリア(右)葉の表面のつや葉の数こそ違いますが、元からある物にサイズは追いつきました。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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