新*今日の漢字* 「朝」
久々の良い天気に気分上々と行きたいですが、昨日の疲れでしょうか、眠いです。
実は昨日、孫たちのママさんが風邪でダウンしまして、下の孫は幼稚園をお休みしました。
朝の9時前から夜の9時頃まで、食事を含めてずっと一緒でした。
途中から、学校帰りの上の孫も合流しました。
加えて、なぜか朝から起きてこない主人は夕食まで布団の中でゴロゴロ、グダグダな一日で・・・
孫たちの父親である息子はいつものように私が寝るまで帰宅しませんした。
そんなこんなで、昨日はパソコンを一度も開けないまま、過ぎてしまいました。
愚痴はこのぐらいにして・・・
新*今日の漢字*
「朝」 音読み チョウ 訓読み あさ
画数 12画 部首 月
では常用字解で調べてみましょう。
会意 艸(そう)と日と月とを組み合わせた形。
艸は草で、日の上下に書き分けている。
草の間に日(太陽)が出ているが、残月がなおかかる形で、朝あけの時をいう。
「あさ、あした」の意味となる。
金文の字形が月に代えて水をかく字であるのは、朝潮(あさしお)のさす時の意味である。
殷代には日の出を迎えて朝日の礼を行い、そのときに政治上の大事を決定したので、朝政
(政治。あさのまつりごと)という。
それで朝は「まつりごと(政治)」の意味となり、朝見(臣下が宮中に行って天子に会う
こと)・朝廷(天子が政務をとる所)・朝野(朝廷と民間)のようにいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 艸(そう)と日と月とに従う。
艸は日の上下に分書されている。
草間に火が出ているが、右になお月影が残る形で、早朝の意。
金文には月に代わって水をかき、潮汐(ちょうせき)の意を示す形のものがある。
[金文]七上 に「旦なり、倝(かん(旗))に從ひ、舟(しう)聲」というのは、
その篆文の字形によっていうものであろう。
卜文・金文の字形は草間に日の升(のぼ)る形であり、旗の形に従うものではなく、
また舟に従う形のものでもない。
水に従う字は海潮の干満の知識によるもので朝夕の字はそのまま潮汐の字となる。
殷代には朝日の礼があって日の出を迎え、そのときが同時に重要な政務の行われる時で
あったので、朝政・朝廷の意に用い、来朝・朝宗の意となった。
[三体石経(さんたいせきけい)]の古文の一系は偏旁(へんぼう)が互易しているが、
なお金文の字形を存しており、金文の[陳侯因(し(咨の口の代わりに月)敦(ちんこう
いんしたい)]の「朝聞」の朝と同じ字形である。
暮は卜文にもみえるが、朝・暮ともに草間の日(太陽)をもってそのときを示している。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
朝の字の二つの「十」はもとは艸(くさ)の字を上下に分けたものだったのですね。
しかも月影の残る早朝ということで、「朝の9時にね!」などという約束はだめだったですね。
そういえば、「元旦」も「元日の朝」限定という事だそうです。
では今日の一枚は・・・
今日の漢字が朝だとは分かりませんでしたが、久々の朝の写真です。
肉眼ではうっすらと白い月が見えたのですが・・・
おそらく、右上の雲の下の方の白い横長の点・・・だった思います。
スマホの写真なので見えませんね。
けさ5時32分の空です。
朝と言ってもよい時間ですよね。
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