新*今日の漢字* 「弟」
長雨が続いていますが、明日からは台風の影響でさらに悪天候になるそうです。
明日は全国的に衆議院選挙の投票日ですし、川崎市は市長選挙の投票日と重なりました。
悪天候の中、投票に行くよりも期日前投票に行った方がよいと思い、午前中に出かけてきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「弟」 音読み テイ デイ デ 訓読み おとうと
画数 7画 部首 弓
では常用字解で調べてみましょう。
象形 韋(なめしがわ)の紐(ひも)でものを束ねる形。
[説文]五下 に「韋(ゐ)束(そく)の次弟(しだい)なり」とあり、韋(なめし皮)の
紐でものを順序よく縛り束ねることをいい、「しだい、順序」の意味となる。
[説文]には第の字がなく、弟を第の意味に用いる。
第は竹簡(細長く削って作った竹の札(ふだ)に文字を書いたもの)を順序よく束ねる
ことをいう。
順序の意味を子どもの上に及ぼして「おとうと」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 韋(なめしがわ)の紐でものを束ねる形。
[説文]五下 に「韋(ゐ)束(そく)の次弟(しだい)なり」として古文をあげるが、
卜辞の四方風神の名としてみえる韋の形は、その古文の字形と似ている。
初義はおそらく韋束などを次第して、締結する意であろう。
のち長短を次第する意となる。
[説文]には第の字がなく、弟がその初文である。
列国期の金文の至って、弟を兄弟の意に用いる例がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
今回は字統の解説の方が分かりやすいでしょうか。
「次第」という言葉はよく見ますが、意味が少しはっきりしない感じがありますね、調べてみました。
1 物事が行われる際の一定の順序。「式の次第を書き出す」2 今まで経過してきた状態。なりゆき。「事の次第を話す」 後略(デジタル大辞泉より)
現在の弟としての使用は「列国期の金文」の頃からのようですね。
では今日の一枚は・・・
小雨の中、選挙の投票に行った時に見かけた鳥です。
うす暗い中のスマホの拡大機能を使っての写真なのでちょっとピンボケですみません。
これを見つける少し手前に白い鷺もいたのですが、白い鷺はよく見るのでスルーすると、
5mぐらい先にこのアオサギがいました。
おかげで小雨ながらも気分よく投票を済ませて帰宅しました。
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