新*今日の漢字* 「内」
今日は以前買って来たチューリップの球根を植えました。
昨日アップしたベゴニアも周りの芽と一緒に小さな鉢へ植え替え、放りっぱなしだったプリムラも
元気に育ったものはプランターから植木鉢へ移しました。
空いた大小4個のプランターに合計20個の球根を植えました。
これでまた、春まで放りっぱなしに近い状態になります。
では・・・
新*今日の漢字*
「内」 音読み ナイ ダイ 訓読み うち
画数 4画 部首 入(いる) 冂(どうがまえ)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 家屋の入口の形。
大きな木を組み、その上に屋根のある建物の入口の形である。
屋根のない入口に形は入である。
金文では「門に入(い)る」を「門に内(い)る」としるす例が多いが、内は入口から
入った「うち、なか」の意味に用いる。
内心(心の中)・内省(自分の言動や思想を深くかえりみること)のように、心の中を
いうときにも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 家屋の入口に形。
[説文]五下 に「内、入なり。冂(けい)・入に從ふ。外よりして入るなり」(段注本)
とするが、金文の字形は屋型に従い、屋中に入る戸口の象である。
金文の冊命(さくめい)廷礼に「門に入り、中廷に立つ」を「門に内(い)る」に作る
例があり、また廷礼に侍立するとき、[師虎き(皀旡)]「井伯(けいはく)内(い)りて
師虎を右(たす)く」のようにいう。
入と内は通用の字である。
また王命を出内(すいとう(出納))するとき、[師望鼎(しぼうてい)]「王名を出内
(すいたふ)す」[大克鼎(だいこくてい)]「朕(わ)が命を出内せしむ」のように用いる。
また納饗(のうきょう)の礼を[効卣(こうゆう)]「公東宮、饗を王に内(い)る」といい
みな納の意に用いる。
入・内・納は一系の字とみてよい。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
今回、まず気になったのは部首です。
辞書などにより「入(いる)」と「冂(どうがまえ)」があります。
yahoo知恵袋でベストアンサーの方によると、「部首という言葉自体、定義がいろいろあってどれが
正しいという明確な基準はない」ということだそうですが、漢検は「入」を採用しています。
今は内、外の内側のような意味に用いていますが、古い時代には「はいる」の意味にも使われていた
のですね。
さらに納という字も入・内と一系の字だったのですね。
古い時代にはいろいろな使われ方をしていて、時代とともに使われ方が分化していったのでしょう
か。
では今日の一枚は・・・
来年の春には写真のようなチューリップが咲くのでしょうか。
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