新*今日の漢字* 「肉」
昨日薬が変わって、寝てからの咳が減り、ずいぶん楽になりました。
今日は外孫を預かっていますが、ただいまお昼寝中です。
では・・・
新*今日の漢字*
「肉」 音読み ニク 訓読み ---
画数 6画 部首 肉
では常用字解で調べてみましょう。
象形 肉の形。
大きな肉片で、柔らかい肉の中に筋目が見える。
「にく」の意味に用い、「からだ、はだ」の意味にも用いる。
字はまた宍(にく)に作る。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 肉の形。
切り取った肉塊の形である。
[説文]四下 に「胾肉(しにく)なり」とあり、大きな切り肉をいう。
[釈名(しゃくみょう)、釈形体]に「肉は柔なり」とあり、柔とその声義が近かったので
あろう。
俗に宍(にく)に作り、[呉越(ごえつ)春秋(しゅんじゅう)]にみえる[孝子歌]に「竹を
斷(き)り 竹を續(つ)ぎ 土を飛ばし 宍(にく)を逐(お)ふ」と、獣の意に用い
る。
竹と宍と韻を合わせている。
肩はだを脱いで皮膚をあらわにすることを肉袒(にくたん)といい、降服するときの礼で
ある。
肉薄とは身体が接するまで近づくこと。
肉刑とは身体刑をいう。
[左伝、荘十年]に「肉食の者(高官)は鄙(いや)し。未だ遠く謀ること能はず」とあり、
富貴の者を賤しむ語は、古い時代からあった。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
肉は音読みで「ニク」だったのですね、訓読みで「にく」かな?と思っていました。
肉という字もいろいろ変化して漢字の中に使われています。
たとえば、祭の夕にもうひと画増えたような字、これも肉ですし、肺臓などの「月」も「にくづき」
と言って、元は肉でした。
形が変わったいろいろな字を探すのもおもしろいですね。
10月11日に花芽を見つけて、家の中に入れたオンシジウム。
22日にはつぼみが黄色く色づきました。
そしてついに満開となりました。
ということで、今日の一枚は・・・
別名がダンシングドールだそうで、ドレスを着たお人形に見えますでしょうか?
毎年咲いてくれる律義者です。
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