新*今日の漢字* 「半」

今日は午後から外孫を預かります。

ということで、家中掃除機をかけました。

ついでに溜まった段ボールや新聞もまとめて縛り、資源回収に備えます。

では・・・

新*今日の漢字*

「半」 音読み  ハン   訓読み  なか(ば)

    画数  5画    部首  十

では常用字解で調べてみましょう。

  象形 牛を真中で二つに分ける形。

     犠牲(いけにえ)の牛を二つに分けることを半といい、「わかつ、わける、なかば(半分

     半分ほど)」の意味となる。

     「はん(絆の糸無し)」に月(にくづき(肉))をそえた胖(はん(かたみ、ゆたか))

      は犠牲の牛の肉の「かたみ(片身)」をいう。

      分は八と刀とを組み合わせた形。

      八は左右にものが分かれる形であるから、分は刀でものを二つに分けるの意味となる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  象形 半体の肉の形。

     上部の八は両分する意を示す。

     [説文]二上 に「物を中分するなり」とし、「八に從ひ、牛に從ふ。牛の物爲(た)る、

     大なり。以て分つべきなり」と、牛を両分する意とする。

     金文の[秦公(しんこう)き(皀殳)]に附刻する字や、戦国期の物に牛に従う字形がある。

     [周礼(しゅうらい)天官、腊人(せきじん)]に脯腊膴胖(ほせきぶはん)を掌(つかさ

     ど)るが、膴胖とは夾脊肉(きょうせきにく)、胖はその片身を示す。

     斉(せい)の金文[子禾子釜(しかしふ)]に「金半鈞(きん)」のような用法がある。

     副・剖・判などみな頭音が同じで、両分の意のある字である。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

いけにえの牛を半分に分けることが、「半」だったのですね。

「半」の字をよく見れば、牛の顔の部分に見えなくもない字です、その真ん中に縦線が通っているの

ですね。

よく「白川先生の漢字の解説は怖い」と言われますが、古い時代の人にとって、神に祈るときの

「いけにえ」はとても大切なものだったと思います。

そういう切実な願いを表すの中から卜文と言われる甲骨文字が生まれてきたのだと思います。


では今日の一枚は・・・

我が家の植物冬景色第4弾です。

小さな木ですが、2年前に購入したユズです。

やっと買ったときと同じような姿になりました。

というのは、昨年は篠竹の中に埋もれてしまい、枯れる寸前までになってしまいました。

春先に篠竹を切り払い、お日様に当たれば、小さいながらも実をつけてくれるのですね。

ありがたいです。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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