新*今日の漢字* 「父」
今日も昨日とほぼ同じタイミングで外孫を預かったので、同じようなタイミングでお散歩をし、
同じようなタイミングでお昼寝の最中です。
昨日はなぜか、2時間以上寝てしまったので、お昼の離乳食を食べ損ねてしまいました。
今日はどうなりますやら・・・
では・・・
新*今日の漢字*
「父」 音読み フ 訓読み ちち
画数 9画 部首 父
では常用字解で調べてみましょう。
会意 丨(斧の頭部の形)と又(ゆう)とを組み合わせた形。
この場合の斧は木を切る道具としての斧ではなく、儀礼用の器としての斧で、指揮権の
象徴である。
又は手の形であるから、斧の頭部を手に持つ形が父で、指揮権を持つ人、指揮する人を
いう。
家にあって子どもを指揮する父の意味に用いる。
孔子が死んだとき、魯国(ろこく)の哀公が講師を弔った語に、「哀しい哉(かな)、
尼父(ぢほ(孔子。孔子の字(あざな)は仲尼(ちゅうじ))」とある。
王は王位の象徴であるおきな鉞(まさかり)の頭部の刃を下にした形。
士は戦士の身分を象徴する小さな鉞の頭部を、刃を下にして置いた形。
それぞれの地位・身分を象徴する斧や鉞で、その地位・身分の人を示している。
父が手にもつ斤(おの)が斧(ふ(おの))である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 斧の頭部の形(丨)と又(ゆう)とに従う。
又は手の形。
[説文]三下 に「矩(く)なり」と畳韻をもって訓し、「家長は率ゐて教ふる者なり。
又に從ひて、杖(つゑ)を擧ぐ」とし、もつものを杖の形とする。
また火を持つ形とする説もある。
斧鉞(ふえつ)は儀器としてその身分や地位を示したものである。
斧も儀器として、指揮権を示したものであろう。
ゆえにその人は父子の関係をこえて、尊称として父をつけてよぶ。
金文[班(はん)(き(皀殳))]「毛父(まうほ)を左比(さひ)せよ」、
[毛公鼎(もうこうてい)]に「父(ふ)(あん(厂+音))よ」のようにいうのは、武将
や執政としての毛伯(もうはく)・毛公(もうこう)をよぶ名である。
西周期の金文に伯擁父(はくようほ)・伯辟父(はくへきほ)・師華父(しかほ)の
ように、父をつけてよぶ例が多い。
のち甫(ほ)の字を用いることもあり、[詩、大雅]諸篇の作者として、尹吉甫(いんきつ
ほ)の名が知られている。
伯父・叔父もまた父輩であるから父といい、[詩、小雅、伐木(ばつぼく)]に「以て
諸父を速(まね)かん」の句がある。
金文に父兄というのは父輩・兄輩の人をいう類別的呼称である。
父輩の人として敬事することを父事(ふじ)という。
[礼記(らいき)、曲礼(きょくらい)、上]に「年長ずること以て倍なれば、則ち之(こ
れ)に父事す」とみえる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まず、指揮権の象徴である斧を持つ人が父だったのですね。
確かに、斧という字は父と斤とでできていますね。
そして、古くはひろい意味で武将や執政も父という字をつけて呼ばれていたのですね。
今日は漢字を調べている間に外孫が起きまして、ママの帰宅前にしっかりと離乳食も食べました。
現在は外孫が帰ったあとの午後4時です。
では今日の一枚は・・・
先日チューリップを植えようと思ったプランターから拾い集めたベゴニアです。
おそらく6月にご近所の農園フェスに行って購入したものからの発芽と思います。
種からでしょうか、根からでしょうか、分かりません。
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