新*今日の漢字* 「母」

今日は三毛猫のモモの年一回の予防注射を受けに行きました。

11歳のモモは若い頃お出入り自由猫で、木登りや狩りが得意で、小鳥、トカゲはいうに及ばず、オニヤンマ、蛇、スズメバチまで捕ってきました。

そんなある年、1年に2回怪我をしまして、さらに治るまでに約3か月かかり、結局一年の半分を病院

通いとなりました。

この怪我がきっかけとなって、完全室内飼いとなりました。

では・・・

新*今日の漢字*

「母」 音読み  ボ   訓読み  はは

    画数   5画   部首  母

では常用字解で調べてみましょう。

  象形 胸に乳房のある女の形。

     [説文]十二下 に「牧(やしな)ふなり」としているのは、ただ音の近い字で訓を加えた

     ものにすぎない。

     「はは」のほかに、「ばば、うば」の意味に用い、子を産んだ母のように物事を生み出す

     「混元、もと」の意味にも用いる。

     毎は髪を結い髪飾りを付けた婦人の姿で、その髪飾りに手(又(ゆう))をそえ、髪飾り

     を整えて祭事に敏(いそし)むことを敏という。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  象形 両乳を加えた女の形。

     女の字形に、両乳を加えた字形である。

     [説文]十二下 に「牧(やしな)ふなり」と、声の近い語によって訓し、「子を褱(い

     だ)く形に象る。一に曰く、子に乳するに象るなり」とするが、子の形をそえたものは

     ない。

     卜文では女と母を通用することがあり、金文では母と毋(ぶ)とは同じ字形を用いて

     いる。

     毋(ぶ)の義に用いるは、音の仮借である。

     金文の女子名に、可母(かぼ)・魚母(ぎょぼ)のように母という例が多い。

     損傷としての用法であろう。

     男子の名には父(ほ)や甫(ほ)をそえていう。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

確かに、甲骨文字をみると、女の字形に両乳の点を加えてあります。

命を生み、育(はぐく)むことができる女性は、神秘的で特別なのかもしれません。

そういえば、手書きにすると「母」と書くときに、中の点を期せずしてつなげて書いてしまうことが

ありますが、「毋(ぶ)」という違う漢字だったのですね。

日ごろあまりお目にかからない字ですので、皆「はは」と読んでもらえますが・・・

調べたところ、「音読み ブ・ム  訓読み なかれ・なし」「金文では母の字形のままで否定・

打消しに用いる。のち両乳の間を直線化した字形として、母と区別した。」と字統にありました。

古い時代は同じ字のときがあり、間違いが起こらないように、少し字形を変えたのですね。


予防注射をしたモモですが、2012年6月には5.8kgあって、なんと自らの毛づくろいにもこと

を欠くようなまん丸な体系だったのですが、今日は4.4kgと標準的な体系になっていました。

ダイエットの秘訣は?といえば、高級なダイエット食を3匹揃って食べているからです。

では今日の一枚は・・・

「毛づくろいですか?お茶の子さいさいですよ」と言いたげな、モモです。

私も高級なダイエット食が欲しい・・・

     


ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000