新*今日の漢字* 「委」

今日で三日連続外孫を預かっていました。

お昼寝のタイミングに三毛猫のモモに邪魔されたので、お昼寝は無しでした。

では・・・

新*今日の漢字*

「委」 音読み  イ   訓読み  ゆだ(ねる)

    画数  8画   部首  女

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 禾(か)と女とを組み合わせた形。

     禾は禾(いね)の形をした被りもので、稲魂(いなだま(稲に宿る神霊))の象徴で

     あろう。

     禾(いね)を頭に被って舞う女の姿である。

     田植えのとき、ゆたかに稔(みの)ることを願って田の舞をするが、そのとき男女二人で

     舞う。

     男の舞う姿を示す字は年で、ふるくは禾(いね)の下に人をかいた。

     男は立って舞うが、女は低い姿勢でしなやかに舞うので、委には「ひくい、したがう、

     まかす」などの意味がある。

     また「しなやか」なことから、「よわよわしい、やつれる」の意味になる。

     草木の師折れることを萎(い(かれる))という。

     また、しびれて手足がなえる神経系の病気を痿(い(なえる))という。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 禾(か)と女とに従う。

     穀霊に象(かたど)る禾形の作りものを被(かぶ)って舞う女の姿をいう。

     同じく禾形の作りものを被って舞う男を年というのと、同じ構造法の字であり、男女が

     稲魂(いなだま)に扮(ふん)して舞う農耕儀礼を示す。

     女の舞う姿勢は低くしてしなやかであるから、委蛇(いだ)・委靡(いび)・委屈・委然

     といい、また曲折することが多いので委曲・委折という。

     おだやかに従うことをいう委随(いずい)・委順の義も、そこから出ている。

     また作物を集積する委積(いし)・委置(いち)、これを移送する委輸(いゆ)も農事の

     ことに関する語である。

     [説文]十二下 に「委隋なり」と会意とするが、それは字の転義。

     [左伝]に委任・委置・委棄などの用義例があるが、字の原義は田舞の姿である。

     萎(い)・痿(い)などの委声の字義は、舞う姿の委靡の義から出たものであろう。

     委は于(う)・宛(えん)系統の語と声義において通ずるところがある。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

禾の被りものをして田の舞をしている女の人を表す字でしたね。

田の舞をする男の人を表す年よりその形をしっかりと残していましたね。

今の私たちがよく目にする「委員」の字は解説の中に出てきませんでしたね。

のちのいろいろな変化のあとにできた言葉なのでしょうか。


さて今日の一枚は・・・

トーマスが大好きな外孫ですが・・・

こんなものもおもちゃ代わりによく遊びます。

どうやって遊ぶのかというと・・・

ひたすら、箱から中身のカイロを出しては放り投げます。

空っぽになったら、私がまた箱の中に入れると・・・

また、ひたすら、箱の中からカイロを放り出します、しかも、すごく楽し気に。


ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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