新*今日の漢字* 「意」
今日は片づけの関連で個人情報などを含む紙の裁断をしていました。
なにぶんにも家庭用の小さなものなので、20分使うとモーターが過熱し止まります。
だましだまし、もう少しで終わります。
では・・・
新*今日の漢字*
「意」 音読み イ 訓読み ---
画数 13画 部首 心
では常用字解で調べてみましょう。
会意 音と心とを組み合わせた形。
音によってその心をおしはかるので「おしはかる」がもとの意味である。
音とは神の「音ない(音を立てること)」であり、神の前に言(神への祈りの言葉や文
である祝詞(のりと))を捧(ささ)げておく。
言は祝詞を入れる器である口(さい)の上に、もしその祈りが不正のことであれば入れ墨
の刑罰を受けるという誓いのしるしとして、辛(入れ墨用の針)をそえる形で、神に誓っ
て祈ることばをいう。
この言を神前において祈ると、神は夜間に口(さい)の中にかすかな音を立てて神意を
示す。
その音が何を意味するかを「おしはかる」、つまり詩にを推し量ることを意というので
ある。
また「おもう、考えてその意思を定めること、こころ」の意味にも用いる。
推測する(おしはかる)ことを憶(おく)といい、憶度(おくたく)という。
おそるおそる推測することを臆(おく(おもう))という。
髪が音を立てて暗示するのを受けて、「ああ」と感動するときの語は噫(い(ああ))
という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 音と心とに従う。
[説文]十下 に「言を察して意を知るなり」というが、字は音に従う形であるから、
「音によって意を知る」というべきである。
音とは「神の音なひ(訪れ)」をいう。
それによって神意を推測するのであるから、意とはもと憶度(おくたく)・憶測の意、
それによりして心意の意となる。
「あるいは」は或(わく)・抑(よく)、「ああ」は悪(あく)などと同声で、仮借の
用法、噫(ああ)は感動詞としての血に作られた字である。
[説文]にまたよく(上から立+患)の字を出し、「滿つるなり」と訓し、「十萬をよく(上
から立+患)と曰ふ」とする。
列国期の金文[嗣子壺(ししこ)]に「萬よく(上から立+患)年に至らん」とその字を用い
る。
のちの億の字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
あまり意識していなかったですが、確かに音と心を組み合わせた形ですね。
白川先生の主張する「口(さい)」が重要な意味を示す字の一つだと思います。
意とは「神の音なひ(訪れ)」によって神意を推測するということで、憶測の意、つまり、心意と
なりますね。
意とは元々は神意だったのですね。
では今日の一枚は・・・
昨日に引き続き、外孫の遊び道具です。
テレビ台の棚に入れた引き出し代わりのカゴとその中身です。
これもほとんど引き出して中身を外へ出して遊びます。
当然、遊んでよいものだけを入れておきますが・・・
おもちゃがあまりなくても不思議と何とかなります。
0コメント