新*今日の漢字* 「員」
今日は片づけの気分でした。
その対象は・・・
10年ぐらい前に流行っていたのでしょうか、出身校の名簿です。
実は数週間前に息子を名乗る人から、流暢なしゃべりで「のどに腫瘍ができちゃった、ガンかも
しれない。」という内容の電話でした。
「お金」のことばが出る前に切ってしまったのですが、はっきりと名前を言ったので、どこかの名簿
を悪用されたに違いないということですね。
ということで、名簿の裁断をすることにしました。
本棚を探してみると私の高校の名簿が2冊、主人の高校の名簿が1冊、娘の大学の名簿が1冊、息子の
高校の名簿が1冊、10年以上開いていないので分解して1日かけて裁断しました。
では・・・
新*今日の漢字*
「員」 音読み イン 訓読み ---
画数 10画 部首 口
では常用字解で調べてみましょう。
象形 古い字形は、円い鼎(かなえ(もと煮炊きするための青銅器で、祭器として用いる。
貝(ばい)は鼎(てい)の省略形))の上に口の部分が円いことを示す〇(口)を加えた
もので、、円鼎(えんてい)をいい、「まるい」の意味となる。
又その全体を丸く包んで圓(円)の字が作られた。
員はもと円鼎の数を数えたので「かず」の意味に用いる。
のち圓(円)とは別の字となり、「かず、数に入る人」の意味に使われるようになった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 鼎(かなえ)の上に口の部分が円いことを示す〇形を加えて、円鼎(えんてい)である
ことを示す。
[説文]六下 に「物の數なり」と員数の意とし、また「貝(ばい)に從ひ、囗(ゐ)聲」と
するが、上部の〇は記号的なものであり、貝は鼎の形の変化したものである。
もと鼎数を数えることから、員数の意となる。
圓(円)の初文とみてよい。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
員はもともとは口の丸い鼎(かなえ)のことだったのですね。
鼎の字が略されて貝になり、上に〇(口)を乗せて員の字が生まれて、鼎の数を数えるから員数の
意味になったのですね。
また、円いを表す「圓」の字が生まれたのですね。
では今日の一枚は・・・
もう長く家にいる、カクタスですが、頂いた時から、花が咲く前はまさに紅白のつぼみが混在?
いえいえ、寄せ植え?されていたんです。
残念ながら、咲いたら、赤とピンクになってしまうのですが・・・
ちなみに、毎年恒例ですが、ちょっと紅葉してしまいました。
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