新*今日の漢字* 「横」
日ごろは私たち夫婦と息子家族はそれぞれのダイニングで食事をしていますが、
昨夜はクリスマスイブということでママさんが腕を振るってくれまして、
1階の畳の部屋で6人で食事をしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「横」 音読み オウ 訓読み よこ
画数 15画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は橫に作り、音符は黃(こう(黄))黄は腰に着ける佩玉(はいぎょく)の玉
(ぎょく)の形。
その玉を璜(こう)という。
横はもと扉の貫(かん)に用いる横の木をいう。
それより縦(たて)・横(よこ)の「よこ」の意味に使う。
縦には従順である、という従うという意味があり、横には「まげる、さまたげる、ほしい
まま」という意味があるので、横は悪い意味に使うことがある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は黃(黄)。
[説文]六上 に「闌(さへぎ)る木なり」とあり、門などに施すかんの木、しきりとして
わたす横木をいう。
いわゆる従横の字には、ふるくは衡(こう)を用いた。
衡は牛の角木(つのぎ)、また牛が車を輓ときに用いるくびきで、ともに横にわたす形の
ものである。
戦国期のいわゆる縦横家(じゅうおうか)の説くところは合縦連衡(がっしょうれん
こう)、南北の六国を合同する政策と秦と六国を合同する政策とをいう。
橫は古くは黌(こう(学校))の意に用いる字で、[後漢書、鮑昱(ほういく)伝]に「乃
ち橫舍(こわうしゃ)を修(起の己の代わりに巳)す」、[後漢書、儒林(じゅりん)伝論]
に「庠序(しょうじょ)に遊び、橫塾(わうじゅく)に聚(あつ)まる」はみな黌字の
義。
横は木を横ざまにすることで、すべて横にする、横たわることをいう。
また縦が従順であるのに対して、横は横恣(おうし)・横行など、秩序に反することを
いう。
その甚だしいものを専横・橫逆という。
わが国にも、よこしまという語がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
横は「もと扉の貫(かん)に用いる横の木」をいい、「縦横のよこ」の意味ということは、
私たちが考える意味そのものですね。
ただ、中国の古い時代には「黌(こう(学校))の意に用い」られていたこともあるのですね。
また、「縦」が従順を表すのに対して「横」は「秩序に反すること」をいったりするのでしたね。
「変わらない意味」と「付け加えられた意味」がありますね。
「音や構成された字形でつながる字から付け加えられた意味」「横にすることによって起こるイメー
ジ(でしょうか)から付け加えられた意味」があるようですね。
さて今日の一枚は・・・
可愛いいちごの秘密の暴露写真です。
ふっくらとした上半身から下腹部をごらんください。
特に下腹部のふわふわの被毛。
少し離れた所からまっすぐ歩いてくると・・・
このふわふわの被毛がゆらゆらゆれて見えるのです。
(まぁ、私も猫のことを言えた義理ではない体格ですが・・・)
ダイエット食を食べているのにこの豊かなお腹はいかがなものか・・・
可愛いといえば可愛いのですが・・・
0コメント