新*今日の漢字* 「温」

今日は昼頃から外孫が遊びに来ました。

パパさんが忘年会だそうで、夕飯を食べてから帰宅するまで、ニコニコ遊んでいきました。

では・・・

新*今日の漢字*

「温」 音読み  オン   訓読み  あたた(か かい まる める)

    画数  12画   部首   さんずい

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 もとの字は溫に作り、音符は𥁕(おん)。

     𥁕がもとの字である。

     𥁕は皿(盤のような器)の上の器の中で、ものが温められて熱気が満ちている形で、

     器の中の物が熱気で動いていることを示す。

     それで「あたたか、あたたかい」の意味となる。

     その意味を人の性質の上に移して、「おだやか」という意味になる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 旧字溫に作り、𥁕声。

     𥁕は器の中のものが温められて熱気が満ちている形で、溫(温)の初文。

     [説文]十一上 に犍為(けんい)の水名とするが、[広雅、釈詁(しゃくこ)]に「あたた

     (火へん+上から而+大)むるなり」、[玉篇]に「漸(ようや)く熱きなり」という。

     温暖の意より温和・温厚の意となり、[詩、秦風(しんぷう)、小戎(しょうじゅう)]に

     「溫として其れ玉の如し」と故人をしのぶ句がある。

     温柔とは温和でやさしいことをいう。

     [礼記(らいき)、経解(けいかい)]に「其の人と爲(な)りや、溫柔敦厚(とんかう)

     なるは、詩の敎へなり」とみえる。

     [論語、為政(いせい)]に「故(ふる)きを溫(たづ)ねて新しきを知る」とは、温習の

     意である。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「温」のもとの字は「溫」でそのもとの字が「𥁕」でしたね。

「𥁕」は盤のような器の上の器の中でものが温められて熱気でうごいている形なので「あたたかい」

意味でしたね。

そしてそれを人の性質に移して「おだやか」という意味になるのですね。

この物の「あたたかい」から人の「おだやか」と意味を伸ばしていくことを「引伸(いんしん)」と

いいます。


さて今日の一枚は・・・

私の住む地域で子どもが生まれると3日目に「みつめのぼたもち」というものを親戚などに配りま

す。

この写真のものは甥っ子のところで子どもが生まれたので頂いたものです。

通常、鰹節(最近はフレッシュパックなど)を添えて配ります。

この「みつめのぼたもち」出産だけでなく、結婚など新しく人を迎える時にも配ります。

頂いた人はお返しに「お豆」や「梅干し」などを渡す風習があります。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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