新*今日の漢字* 「界」
今日はお寺さんに鏡餅を届けがてら、娘の家の鏡餅と切ったのし餅を届けてもらいました。
お寺さんへの鏡餅はおじいちゃんの代にしていたことなので、お餅を搗く限りは持って行ければと
思っています。
では・・・
新*今日の漢字*
「界」 音読み カイ 訓読み ---
画数 9画 部首 田
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は介(かい)。
介は体の前後に甲(よろい)をつけて武装した人の形である。
それで介には身を守り助けるという意味と、他をへだてるという意味がある。
このへだてるの意味を田畑に及ぼして、界は田畑を区切って分ける「さかい」の意味と
なる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は介(かい)。
[説文]十三下 に正篆(せいてん)をかい(田介)に作り、「境なり」という。
[繋伝(けいでん)]に界を正字とし、漢碑(かんぴ)にもみな界に作る。
介は介冑(かいちゅう)の形で前後の分界があるもの。
[段注]に介は畫(画)であり、畫は田の四界に象(かたど)るものとするが、畫の從う
ところは周で、周は模様のある盾(たて)の形であるから、田界のこととは関係がない。
のち境界・限界の意に用いる。
協会には封木(ほうぼく)し、また界石などをおいて榜示(ぼうじ)とした。
金文の[散氏盤(さんしばん)]には、古代における協会榜示の方法が詳しくしるされて
いる。
字はまた堺(かい)に作る。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「界」に含まれる「介」の字は「体の前後に甲(よろい)をつけて武装した人の形」で
「身を守り助けるという意味と、他をへだてるという意味がある」あるのですね。
そして「へだてるの意味を田畑に及ぼして、田畑を区切って分ける「さかい」の意味」となるの
ですね。
この「界」は「世界」とか「界隈(かいわい)」の単語で使うことが多いですが、もとは「田の
さかい」だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
鏡餅です。
お寺さんと娘の家に持って行った後の写真です。
大きめのものは年神様用に玄関、床の間そして息子家族の部屋へ。
中くらいのものは仏様。
神様系は神棚に3組キッチンの神棚に1組ご近所のお稲荷さん2軒に各1組ずつ・・・
あと・・・車2台に各1組ずつ・・・あれ?残りそうですね・・・
まぁ、足りないよりは良いです。
この鏡餅を作るためにお餅を搗いているようなものです。
あと・・・つきたてお餅を食べるため?かな。
多すぎた鏡餅の再利用は明日の写真でご紹介しますね。
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