新＊今日の漢字＊　「開」

昨夜から咳が止まらず、一時期37.7度まで熱が出ました。

たとえ熱が出ても、大晦日です、お料理を作らなければ・・・と頑張りました。

年越しそばの天ぷらもあげ終わり、もう少ししたら、蕎麦を茹でます。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「開」　音読み　　　カイ　　　　訓読み　　ひら（く　ける）　あ（く　ける）

　　　　画数　　　１２画　　　　部首　　門

では常用字解で調べてみましょう。

　　会意　閂（さん）と廾（きょう）とを組み合わせた形。

　　　　　廾は左右の手を並べた形。

　　　　　閂の中の一は門を閉めるための横木である貫の木であるから、その下に廾を加え、貫の木

　　　　　をとりはずして両手で門を「ひらく」の意味となる。

　　　　　門に限らず、すべて「ひらく、あける」の意味に使う。

　（白川静　常用字解　平凡社）より

次に字統を調べてみました。

　　会意　閂（さん）と廾（きょう（左右の手））とに従う。

　　　　　両手（廾）で門の扉を開く形。

　　　　　[説文]十二上　に「張るなり」とあり、両扉を全開する意。

　　　　　[老子、第二十七章]に「善く閉ざすものは、關楗（くわんけん）無きも、而（しか）も

　　　　　開くべからず」とあり、[説文]にあげる古文の字形は、その関楗を施す形を加えたもので

　　　　　あろう。

　　　　　開通・開拓・開眼（かいげん）開済・開花のように、語義が引伸する。

（白川静　新訂　字統（普及版）　平凡社）より

開の門のうちの字は鳥居のような形だと思っていたのですが、一と廾で両手でかんぬきを開ける形

だったのですね。

ものすごく、納得できる字でしたね。

さて今日の一枚は・・・

お餅の切れ端や多すぎた鏡餅の行く末は・・・

入り乱れていますが、薄く切って干します。

２週間から１ヶ月干したら「あられ」と「かきもち」になります。

油で揚げたり、フライパンで乾煎りして、醤油や塩をふって食べます。

無駄にしないのは昔の人の知恵なのでしょうね。