新*今日の漢字* 「階」
明けましておめでとうございます。
皆さにとって良い一年でありますようにお祈り申し上げます。
私はと言えば、30日の晩から咳が出始め、31日は最高37.7度の発熱がありました。
今日も37度を下ることはないですが、息子家族とおせちをしたり、地域の獅子舞を迎えたり、
通常通りのお正月を過ごしていますが、節々が痛いです。
では・・・
新*今日の漢字*
「階」 音読み カイ 訓読み (きざはし)
画数 12画 部首 こざとへん
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は皆(かい)。
ふ(阜の十無しで口のような形がもう一つ(こざとへん。もとの形は縦画に▷が三個
ついている形))は神が天に陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯子の形。
皆は神霊の降下を祈るに応えて神霊が並んで降(くだ)る形であるから、階はもと神が天
から降りるための階段を意味するものであったろう。
「きだ(段)、きざはし(階段)」の意味に用いる。
祭壇は土壇の上に築くことが多く、そのたっめ土壇の前方には土のきざはしを造った。
級も階段の意味をもつ字で、合わせて階級(階段。また地位や身分などの等級)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は皆(かい)。
[説文]十四下 に「陛(へい)なり」なり、陛字条に「高きに升(のぼ)るの階(きざ
はし)なり」、また陔字条に「階の次なり」とあって、陛・陔ともに通用する。
[史記、封禅書]に「壇(だん)は三垓(がい)」と封壇の制をしるし、もと土堦(どかい)
をいう。
ふ(阜の十無しで口のような形がもう一つ(こざとへん))は神梯(しんてい)で、神霊
の捗降(ちょっこう)するところ。
皆は祝禱に対して、神霊の並び降ることをいう。
[論語、子張(しちょう)]に「猶(なお)天の階して升(のぼ)るべからざるがごとき
なり」とあるのが原義に近く、もと神霊の捗降する梯をいう。
のち階段・階梯・階級・位階のように用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
もともとは神が昇り降りする梯(はしご)を意味していたのですね。
しかも皆の字の方には神が並んで降りてくる形だったとは、気軽に階段なんて言ってはいけないかも
しれませんね。
順番なので仕方がないですが、今日が「開」の方が、「あけまして・・・」といけたのですが・・・
どうやら持っていない人の様です。
では今日の一枚は・・・
空フェチの私としては元旦の空をアップしました。
穏やかな朝の空です。
0コメント