新*今日の漢字* 「寒」
今日も今日とて、37.1度の熱が続いています。
普段なら熱があっても食欲は落ちない私ですが、今回は食べている途中で気持ちが悪くなります。
それならそれで、痩せたら良いな~と転んでもただ起きない根性をみせています。
体調不良で落ちた体重はすぐに戻るので淡い夢ですが。
では・・・
新*今日の漢字*
「寒」 音読み カン 訓読み さむ(い)
画数 12画 部首 宀(うかんむり)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 古い字形は宀(べん)とぼう(上下に艸を重ねる)と人とひょう(氷)とを組み合わせた
形。
宀(建物の屋根の形)の中に草(ぼう)を敷きつめ、そこに人が居り、下に氷がある。
寒さを避けて草を敷き詰める形で、「さむい」という意味を示している。
その寒い状態を人の上に移して「さびしい、まずしい」の意味にも使う。
いまの寒の字形は、塞(そく(ふさぐとじこめる))の上部と同形であるが、塞は呪具で
ある工を重ねたてん(工を上下に2個ずつ並べた形)をつめて、そこに悪霊などを閉じ
こめる形で、寒とはもとに字形が異なる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 宀(べん)とぼう(上下に艸を重ねる)と人と冰(ひょう)とに従う。
[説文]七下 に「凍(こほ)るなり」とするが、篆文(てんぶん)の字形は屋内に草を積み
あげ、人がその中に寒を避けている形で、下に冰(こおり)の形をそえている。
しかし金文の字形は両艸(りょうそう)と人の下に二横線を加えており、それは敷きもの
形であって、冰ではない。
建物(宀)の中で衽蓆(じんせき(しきもの))の上に坐し、草(上下に艸を重ねる)を
積んで寒気を防ぐ意。
その状態を人の上に移して、寒心・寒苦といい、また寒門・寒微・寒陋(かんろう)な
ど、すべて貧窮の状をいう語に用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
もとの字形は「宀(建物の屋根の形)の中に草(ぼう)を敷きつめ、そこに人が居り、下に氷が
ある」だったのですね。
そう書きながら、いかにも寒そうで、関節が痛くなるのを感じました。
その寒そうな状態を人の上に移して、貧窮の情態をいうのですね。
さて今日の一枚は・・・
絶不調なので、気分を変えて、富士山の写真をどうぞ。
広島方面に行った時に写しました。
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