新*今日の漢字* 「漢」
体調不良のまま三が日を終えて、4日になりましたが・・・
相変わらず、いまいち感がぬぐえない私です。
でも負けずにがんばりますね。
では・・・
新*今日の漢字*
「漢」 音読み カン 訓読み ---
画数 13画 部首 さんずい
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字はかん(さんずい+暵の旁(つくり(右側))に作り、音符はかん(暵の旁)。
もと陝西省から東南方向に流れている川の名で、漢水といった。
その流域の地を漢といい、この流域の漢王の劉邦(りゅうほう)が紀元前二百二年に
秦に代わって建てた王朝が漢と呼ばれ、のち漢は中国の意味に使われるようになった。
四、五世紀ころから、男を漢子と呼ぶようになり、「おとこ」の意味にも使われる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字はかん(さんずい+暵の旁(つくり(右側))に作り、かん(暵の旁)声。
[説文]十一上 に字を難の省声とし、金文の[鄂君啓節(がくくんけいせつ)]の字は
難に従う形に作る。
また「漾(やう(水名)なり。東を滄浪水(さうらくすい)と爲す」とあり、今の漢水を
いう。
陝西の西武より東南流し、武漢(ぶかん)に至って長江に入る。
[書、禹貢(うこう)]「嶓冢(はちょう(山名))漾(やう)を導き、東流して漢と爲る」
とみえる。
[詩、小雅、大東(だいとう)]「維(こ)れ天に漢有り」は、いわゆる天漢で銀河・天の川
の意。
漢水の流れるのと同じ方向に横たわるのでいう。
男を漢子といい、ほめて好漢・英雄漢のようにいうのは、五胡(ごこ)の乱以来のことで
あるという。
漢は漢王朝以来、中国を意味した。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「漢」はもとは「漢水」という川の名前だったのですね。
漢王朝ができ中国自体を「漢」表すようになったのですね。
ちなみに、中国の人は自国の字を「漢字」とは言わないそうで、日本では「漢の国から伝わって来た
字」ということで、「漢字」となっているようです。
「漢」の字が男を表す・・・という解説を読みながら・・・頭に浮かんだのは・・・
「やまとのあやのあたいこま」どこかに「漢」の字があったような・・・調べてみました。
「東漢直駒」でした、「東漢(やまとのあやの)直(あたい)駒(こま)」となります。
この東漢(やまとのあや)がいわゆる氏(うじ)で姓(かばね)が直(あたい)となるそうで、
本人の名としては駒となるわけですね。
この字を見てピンと来た人は飛鳥時代の大好きな人ですね。
蘇我馬子の刺客として崇峻天皇を殺害殺害した人物です。
余談ですみません。
では今日の一枚は・・・
昨日に引き続き猫の寝姿です。
近寄ったら薄眼を開けてしまったフクです。
狭くて、囲まれているところが好きな一番猫らしい猫だと思います。
ちなみに、喧嘩をするときもこの場所を要塞代わりに使います。
私が体調不良で寝ていた時にそばに来たので、じ~っとフクの目を見つめてみたら・・・
猫らいい猫なのですーっと目をそらしました。
ちなみにモモは私と目が合うと逸らさずにじーっと見つめ返しながらおもむろにゴロゴロ喉を鳴らし
始めます。
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