新*今日の漢字* 「曲」
今日はテレビで猫の横顔の話がありましたので、我が家の猫の横顔を!と頑張ってみました。
我が家の猫はカメラを向けたのに気付くと、カメラの方へ歩み寄ってしまうのでなかなか難しいで
す。
では・・・
新*今日の漢字*
「曲」 音読み キョク 訓読み ま(がる げる)
画数 6画 部首 日(ひらび いわく)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 竹や蔓(つる)などを細くして編んで作った籠(かご)の形。
竹や蔓などを曲げ、細かく編んで作るので、「まがる、まげる、こまごまとした、くわし
い」の意味となる。
また枉曲(おうきょく(法をまげること))のように使い、「よこしま」の意味となる。
いまは歌のふしの意味に使われることがある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 竹や蔓(つる)などを細くして編んだ籠の形。
[説文]十二下 に「器の曲がりて物を受くるの形に象る」とし、また一説として蚕簿(さん
ぱく)、養蚕に用いる「す」の意味とする。
その器は山東では曲底のものを蒙(もう)、方底のものを筐(きょう)という。
金文の簠(ほ)の字はその筐の形に従うており、竹などで細くして編んだ籠の類である。
それで屈曲・枉曲(おうきょく)・曲隈(きょくわい)より委曲・曲尽・曲折、また邪曲
・曲学などの義を生ずる。
また楽曲をいい、宋玉(そうぎょく)の[楚王の問ひに対(こた)ふ]に「其の陽春白雪を
爲(な)すや、~其の曲彌彌(いよいよ)高くして、その和するもの彌彌寡(すく)
なし」とみえる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「曲」はもともと「竹や蔓(つる)などを細くして編んで作った籠(かご)の形」だったのですね。
おもしろい形をしています、興味のある方は白川フォントで検索してみてくださいね。
「まがる、まげる」ことから屈曲・枉曲などいろいろなものをまげることを表すのですね。
さて今日の一枚は・・・
テレビに影響されて撮った末っ子猫のいちごの横顔です。
結構美しい横顔だと思いますが・・・
私は眼球の透明な部分がなぜか気に入りました。
深海魚のデメギニスを彷彿させると思うのは私だけでしょうね、変わり者ですから。
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