新*今日の漢字* 「局」
今日はみんなが出掛けた隙に髪を切りました。
暮れから切りたいと思っていたので、すっきりとしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「局」 音読み キョク 訓読み ---
画数 7画 部首 尸(しかばね かばね)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 尺(局の口抜き)と口とを組み合わせた形。
尺(局の口抜き)は死者を埋葬するとき、その手足を折り曲げて埋葬する屈肢葬の形。
口は「さい」で、死者の霊が安らかなことを祈る祝詞(のりと)の文を入れる器。
すなわち局は手足を折り曲げて身をかがめて埋葬する方法なので、局促(ちぢまること)
の意味となり、局限(しきり)、局所・局部(身体の一部分)の意味となり、部局(一部
分)のように使う。
囲碁・将棋の盤や勝負の意味にも使い、局外(囲碁の勝負をしていない見物人。その事件
に関係のない人)、結局(囲碁の一番打ち終えること。つまるところ。ついに)のように
いう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 尺(局の口抜き)と口とに従う。
尺(局の口抜き)は身を屈している形でいわゆる屈肢葬(くっしそう)の形。
肢体をまげて埋葬する形。
口は「さい」で祝禱を収める器で祝詞を示す。
屈肢葬のものに祝禱を加えるのは、その死霊に何らか祈るところがあるのであろう。
[説文]二上 に「促なり」というのは、局と畳韻の訓。
その字形について、「口の尺下に在るに從ひ、復(また)之(これ)を局す」とあり、
[段注]に口を緘(かん)する意とするが、口形は祝禱を収める器の形である。
古代の葬法としては仰身伸展葬(ぎょうしんしんてんそう)が普通であるが、ときには
俯身葬(ふしんそう)や屈肢葬(くっしそう)があり、それぞれ何らかの意味が与えられ
ているのであろう。
句は曲身、局はその一層甚だしく屈曲した形で、それに祝禱を加えるのは、呪的な意味を
もつ行為と思われる。
局蹐(きょくせき)の意より、局限・局部・局所・局面・局勢・局外のように用いる。
その声は亟(きょく)と近く、亟もまた極限のところにあることを示す字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「局」はもともと「手足を折り曲げて埋葬する屈肢葬の形」だったのですね。
訓読みのない字は音だけ覚えて意味を考えることがないので、新発見でもした気分ですね。
さて今日の一枚は・・・
昨日いちごの横顔をアップしましたが、その前に真ん中猫のフクの横顔を撮ろうと試みたのですが、
シャッターが下りる前にこちらを向いてしまいました。
なんかミミズクみたいなのでアップしました。
これを打っている間に三毛猫のモモが「部屋から出して!」と鳴くので横顔を写そうとチャレンジ
しました。
結果は明日アップしますね。
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