新*今日の漢字* 「係」
今日も娘が仕事だったので、バスに乗って娘の家へ行きました。
来週には車で行けそうな気がします。
では・・・
新*今日の漢字*
「係」 音読み ケイ 訓読み かか(る) かかり
画数 9画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 人と系とを組み合わせた形。
系は呪飾(じゅしょく)として飾り糸を繋(か)けることで、飾り糸を人に繋けるのは、
何らかの関係をそれによって生み、繋ぎとめる意味であろう。
繋(けい(かける、つなぐ))と音・意味が近いが、繋は橐(ふくろ)の中に入れたもの
をぶら下げる意味である。
係は飾り糸を人に結びつけてその人をつなぎとめるという意味があるので、関係(二つ
以上のものがつながりを持つこと。また、そのつながり)・係累(身を縛るという意味
でわずらわしい事がらや面倒をみなければならない家族のこと)のように使う。
国語では「かかり」と読み一定の事務の担当者をいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 人と系とに従う。
系は呪飾(じゅしょく)として加える飾り紐(ひも)の類で、[左伝、襄十八年]「獻子
(けんし)、朱絲を以て玉(ぎょく)二かくを係(つな)ぎて禱(いの)る」と呪飾に
用いるのが、その本義。
[説文]八上 に「絜束(けっそく)なり」というのは、呪飾として結ぶ意であろう。
[左伝、僖二十五年]「輿人(よじん(衆人))を係(つな)ぐ」は拘囚の意。
繋と通用するが、係には人に呪飾を加えることを原義とし、繋は橐の中にものを入れて
これを上から懸繋することを原義とする。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「係」はもともと「呪飾の飾り糸を人に結びつけてその人をつなぎとめるという意味」だったの
ですね。
ですので、熟語などではつながりに関わることばになるわけですね。
あれ?朱絲?って「運命の人のことを赤い糸がつながっている」というのに関係があるのでしょうか。
また、常用字解の最後の方に「国語では・・・」という表現がありますが、ひらたく言うと日本では
「かかり」と読んで「出納係」のように仕事担当の人をいいますが、今はおしゃれな言い方に代わっ
ているかもしれませんね。
以前は学校などで「生き物係」とか「黒板係」とか担当の生徒を決めていましたが、教育の現場を
離れて久しいので今は知る由もありません。
さて今日の一枚は・・・
先日の大雪のときの雪景色シリーズ?です。
柿の木に積もった雪です、結構風情があって私の好きな雪景色です。
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