新*今日の漢字* 「軽」
「軽」と言えば、今の私にとっては2月頃に届くという、初売りで購入した「タント」。
嫁に来る前はブルーバードの「ツードア、ハードトップ」といわれる車に乗っていました。
その車を持って嫁入りしましたが、その後はブルーバードは主人が乗り、私は農家の愛車の軽トラッ
クばかり。
18年前の買い替えでトラックを脱し、ほぼ業務用みないな軽貨物車を購入、39年かけて、軽とは
言えやっと乗用車にたどり着きました。
前置きが長くなりました、では・・・
新*今日の漢字*
「軽」 音読み ケイ 訓読み かる(い) かろ(やか)
画数 12画 部首 車
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は輕に作り、音符は巠(けい)。
巠は織機にたて糸をかけ渡し、下部の工の形の横木を付けて糸を強く引っ張った形。
巠に直線的なもの、また直線的で緊張した状態であるから軽くて速いもの意味がある。
それで軽は軽くて速い車の意味となり、のちすべて「かるい、はやい」の意味に使う。
軽いので、「てがる、いやしい」の意味ともなる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は輕に作り、巠(けい)声。
[説文]十四上 に「輕車なり」とあり、[後漢書(ごかんじょ)、輿服(よふく)志、上]に
「輕車は古(いにしへ)の戰車なり」という。
軍需品の輸送車である輜重(しちょう)と区別した名である。
のち軽重の意となり、軽羅・軽煙・軽輩のようにいう。
また謙称として軽軀という。
すべて軽便のことは、軽薄に陥りやすいものである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
あらまあ、軽の車の「の」を取った、「軽車」は世が世なら戦う車だったのですね。
おっと、まじめにまじめに・・・
もともとは「軽」の旧字に含まれる「巠」の字の意味より「軽くて速い」という意味となり、
「軽車」は戦場で早く動き回れる戦う車の意味となっていたのですね。
のち「軽重」の意味となって、「かるい」の意味が強くなったようですね。
さて今日の一枚は・・・
美食の旅を終えた実家の姉から届いたお土産です。
新しい金沢みやげの「YUKIZURI(雪吊り)」です。
解りやすかったので袋の写真です。
石川県出身のパティシエの辻口博啓の創作菓子で収益の一部を未来を担う子ども達の「夢」を応援
する活動に生かしたい、との想いからうまれたプロジェクトだそうです。
私が食べたのは「兼六園物語」というバージョンで、石川県の塩、卵、米粉と兼六園の梅林から
とれた梅の実を使って創られたものでしたが、ユズ味など他にもあるようです。
美味しかったです。
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