新*今日の漢字* 「血」
良い天気ですが、残雪と寒気団の影響が相まって寒いです。
昨日、前回の検査から半年経ったので、甲状腺のエコー検査に行って来ました。
以前、検査技師さん「やっぱり大きいですか?」と聞いて、結構な勢いで怒られたので、
昨日は静かに見える画像を鑑賞しました。
順調にというか、残念ながらというか、大きくなっている腫瘍の画像が見えました。
諸々の結果は来週の金曜日先生からお話があります。
では・・・
新*今日の漢字*
「血」 音読み ケツ 訓読み ち
画数 6画 部首 血
では常用字解で調べてみましょう。
会意 皿の中に血のある形。
「ち、ちぬる」の意味に用いる。
[説文]五上 に「祭に薦(すす)むる所の牲血なり」とあり、牛や羊などの犠牲(いけ
にえ)の血は重要な神へのお供え物であった。
また祭りに使う祭器などが作られたとき、仕上げに血を塗って清めた。
斉の宣王が堂の下を物おそれする様子で引かれて行く牛を見て、どこに連れて行くのかと
尋ねたところ、牛を引く者が「鐘(かね)に釁(ちぬ)らんとす」(新しくできた鐘に
いけにえの牛の血を塗るところです)と答えた。
それで宣王はおどおどしている牛を憐(あわれ)んで、牛の代わりに羊を使えと言った話
が[孟子(もうし)]にみえる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 皿の中に血のある形。
[説文]五上 に「祭に薦(すす)むる所の牲血なり」という。
卜辞に血室の名があり、そこで牲を用いる礼が行われている。
「血室にいう(侑)するに、五大らう(羊牲)を用ひんか」「今日、夕(ゆふべ)に雨
ふるか。血室に有りて、牛を用ひざるか」のように卜する。
[礼記(らいき)、礼器(れいき)]に大廟(たいびょう)に血祭するときの儀礼が詳記
されている。
盟誓のとき「牛耳を執る」というのは、その牲血をすすって誓うこと、いわゆる血盟を
司会することである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「血」はもともと「皿の中に血のある形」だったのですね。
子どもの頃、「さら」は上に点があったかな~無かったかな~と勉強嫌いの私は迷ったものですが、
形が近い意味はここにあったのですね。
そして今、新しいものに血が付いたら、嫌な感じですが、古い時代は神にささげる神聖な犠牲の血を
新しい祭器や鐘などに塗って清めたのですね。
さて今日の一枚は・・・
外孫のある日の朝食です。
おにぎりはどうしてこのサイズなのかな~?と思っていたら・・・いっぺんに口の中へ押し込むよう
で、このサイズに定着したそうです。
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