新*今日の漢字* 「決」
今日は柿生駅近くの下麻生不動院のだるま市でした。
姑たちの代から毎年火伏のお札と子供のいる家庭は古銭のような「穴あき銭」を毎年代価を払って
無事を感謝しながら交換してもらっていました。
そして、昨年のだるまを収め、今年のだるまさんを購入すると、だるま屋さんが火打石で火花を散ら
しながら手打ちをしてくれます。
今年はママさんと上の孫が行事で出かけていたので、下の孫を連れて出かけました。
幸い行き帰りのバスで孫が座れたので助かりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「決」 音読み ケツ 訓読み き(める まる)
画数 7画 部首 シ(さんずい)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は夬(けつ)。
夬はもと叏(けつ)に作り、一部の欠けた玉を手(又(ゆう))に持っている形。
これを腰に下げてものを切るときに使用した。
えぐり取ることを抉(けつ)、溜まった水を一部を切ってながすことを決といい、決に
「きる」の意味がある。
決意を示すとき、玉玦(ぎょくけつ(腰に下げた玉(ぎょく)))を上げて知らせたと
いう話がある。
川の氾濫を防ぐため、堤防の一部を決する(切る)ことがあった。
堤防を決することは決断(迷わずにはっきりと決めること)を必要とする重大なこと
であるから、決は「こころにきめる、きめる」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は夬(けつ)。
夬の初形は叏(けつ)に作り、刃器を手に持ってものを切断し、えぐりとることを示す。
[説文]十一上 に「流れを行(や)るなり」とは、洪水のとき堤防の一部を切って、氾濫
を防ぐことをいう。
[書、益稷(えきしょく)]「予(われ)九川を決して四海に距(いた)らしむ」、[漢書
(かんじょ)、溝洫(こうきょく)志]「治水に決河(けっか)深川有り」とはその意。
河を決することは決断を要する重大なことであるから、決意・決定・決心の意となる。
决は俗字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「決」はもともと「川の氾濫を防ぐため、堤防の一部を決する(切る)」ことだったのですね。
確かに、これで「さんずい」の謎が解けました。
氾濫を防ぐためとはいえ、堤防の一部を切ることは決断を要するような重大なことなので、
「こころにきめる、きめる」の意味となったのですね。
さて今日の一枚は・・・
だるま市の主役のダルマです。
よく見ると眉のところが鶴で、ひげのところが亀というタイプのものでしょうか?
七転び八起き今年もがんばりますよ!
まあ、できれば転びたくないのですが・・・・
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