新*今日の漢字* 「庫」
今日は近所のスーパーへ買い物に行きました。
表通りの雪は消えていましたが、日陰はまだまだ凍り付いた雪が残っていました。
では・・・
新*今日の漢字*
「庫」 音読み コ ク 訓読み ---
画数 10画 部首 广(まだれ)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 广(げん)と車とを組み合わせた形。
广は崖ふちの家の形。
兵車を蔵(おさ)める建物を庫といい、兵車のくらの意味となる。
のちすべての物を納める「くら」の意味に用いる。
兵車は二頭立てであったから、車体を入れる建物と馬小屋が必要であった。
重要な文書を入れる建物は府といい、合わせて府庫(くら)という。
兵略にすぐれた人を武庫(ぶこ(武器の倉庫))という。
兵車を庫に収納するときには、いけにえの地で祓い清める儀礼をしたので、
庫は聖所に附設することが多かった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 广(げん)と車とに従う。
[説文]九下 に「兵車の藏なり」とあり、兵車を蔵するところ。
古く車(しゃ)の声もあったらしく、[戦国策、趙策(ちょうさく)]に、文王を「牗里
(いうり)の車(こ)に拘(とら)ふ」とあるのは、牗里の庫(くら)の意。
車(しゃ)を居(きょ)の音でよむのは斉人(せいじん)の語で、[釈名(しゃくみょう)
釈車]にみえる。
[六書䟽証(りくしょそしょう)]によると、今の上海(シャンハイ)でも、朱字庫を朱字舍
とよぶという。
[礼記(らいき)、楽記(がっき)]に「車甲はちぬりて之(これ)を府庫に藏す」とあり、
収蔵のときに犠牲の血で清める釁礼(きんれい)が行われたのである。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「庫」はもともと「兵車のくら」のことだったようですね。
のち「すべての物を納める「くら」」の意味になったのですね。
さて今日の一枚は・・・
お不動様シリーズ?です。
子どものお守りのような「穴あき銭」絵のような四角い穴の開いたお金のようなものです。
姑たちは子どもをやけどから守ると言っていましたが、真偽は不明です。
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