新*今日の漢字* 「港」
今日は立春ですね、ということは昨日は節分です。
我が家では主人、息子、孫二人が元気よく「鬼は外!福は内!」と豆まきをしました。
では・・・
新*今日の漢字*
「港」 音読み コウ 訓読み みなと
画数 12画 部首 シ(さんずい)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は(旁が巷)に作り、音符は巷(こう)。
巷は道がいくつかに分かれる所であるちまたの意味である。
巷にさんずい(みず)を加え、分かれた道を分かれた川の意味としたのが港である。
水の分かれた流れる河口が船着き場、「みなと」であった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は(旁が巷)に作り、巷(こう)声。
巷は邑門(ゆうもん)の外、また閭里(りょり)の外をいう。
[説文]十一上 に「水みゃく(脈の目がさんずい)なり」とあって水の分流する意とするが
巷の義を水上に移した字で、巷の声義を承ける。
水の分流する河口が船着き場であった。
笛の音の谷にひびきわたるのを港洞(こうどう)という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「港」は字に含まれる巷の字の意味である道がいくつかに分かれる所を水の上に移して「水の分流
する河口」の意味となり、そこに「船着き場」である「みなと」があった、ということのようです
ね。
今「ちまた」は「道の分かれる所。分かれ目。町の中の道路。世間。物事の行われる場所。(大辞林
第三版)一部省略」とありますが、字統にはちまたは「邑門」の外とありましたね、邑は村の意味
ですので、村の外の分かれ道ということでしょうか。
さて今日の一枚は・・・
立春なので、暦の上では春ですが・・・
まだまだ残雪の残る、我が家の景色です。
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