新*今日の漢字* 「号」
今日はしばらく中断していた、部屋の片づけをしていました。
では・・・
新*今日の漢字*
「号」 音読み ゴウ 訓読み ---
画数 5画 部首 口
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は號に作り、音符は号(ごう)。
号は口の下に丂(こう)をそえた形。
口は「さい」で、神への祈りの文である祝詞を入れる器の形。
丂は木の枝の形。
祈り願うことが実現するよう、大声で泣き叫んで神に訴えることを号という。
それで号は「さけぶ、なく」の意味となる。
号に虎を加えているのは、泣き叫ぶ大きな声を虎の咆哮(ほうこう)する(ほえさけぶ)
のにたとえたのであろう。
木の枝で口(さい)を殴(う)ち、祈り願うことの成就(じょうじゅ(実現すること))
を神に強く訴えることは可(よし、ゆるす、べし)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は號に作り、号声。
号は祝禱を収める器の形である口(さい)に対して柯枝(かし(木の枝))加えている
形。
祝禱を呵(か)して責め、その成ることを求める意で、その声を呵といい、号(ごう)と
いう。
[説文]五上 に「痛む聲なり」とするが、神に訴えることをいう。
號とはもと別の字である。
[説文]五上 に「よぶなり」(段注本)と訓する。常用漢字に用いる号は、號の略字で
ある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
あれ?常用字解には形声、字統には会意としてありますね。
ということで、ネットで調べてみましたら、会意兼形声文字という表現があるようです。
会意とは二つの文字と意味を組み合わせて作られたもの。
形声は意味を表す文字と音を表す文字を組み合わせて作られたもの。
なるほど、重なることもあり得ますね。
「号」はもと號と書いて「祈り願うことが実現するよう、大声で泣き叫んで神に訴える」こと
だったのですね。
もとの字の號の虎の字は「泣き叫ぶ大きな声を虎の吠え叫ぶことにたとえた」ようですね。
他にも、合図(号令)、しるし(記号)、呼び名(年号、雅号)などの意味があり、今はそちらの
使われ方の方が多そう
ですね。
さて今日の一枚は・・・
先日義姉から頂いたミニ盆栽(?)の紅梅が咲き始めたので、写真を撮ろうとしていたら・・・
自己顕示欲が強い(?)末っ子猫のいちごが乱入しました。
どっちがメインか分からなくなりましたね。
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