新*今日の漢字* 「皿」
今日は新しい車が明日来るので、古い車の中のものを取り出しておこうと思っています。
でもまず、今日の漢字を終えてからです。
では・・・
新*今日の漢字*
「皿」 音読み --- 訓読み さら
画数 5画 部首 皿
学習漢字としては読みは「さら」のみですが、表外の音読みとして「ベイ」があります。
ということで、常用字解、字統ではベイの項目に載っています。
では常用字解で調べてみましょう。
象形 浅くひらたい皿の形。
皿の中「点」を加えて血のある形は血。
皿尾上に水があふれている形は益(益)で、溢(いつ)のもとの字である。
皿(盤)に水を入れて、自分の姿を写している形は監で、水鏡(みずかがみ)をいう。
盃(さかずき)から監(かがみ)・盥(かん(たらい))にいたるまで、水に関する大小
の器はことごとく皿の形で示される。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 平皿の形。
[説文]五上 に「飲食の用器なり」とあり、その字音は「讀みて猛(まう)の若(ごと)
くす」とあるが、[顔氏家訓(がんしかくん)、音辞]に、古今の音の異なる字の例として、
この条を引く。
周祖謨(しゅうそぼ)の[問学集]に、その音は当時の汝南(じょなん)の方言音であろう
という。
[説文]の読若音(どくじゃくおん)には、ときに許慎(きょしん)の方言音があるようで
ある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「皿」は「浅くひらたい皿」ということは、はるか昔から同じ意味のまま使われてきたのですね。
また、盤・監・盥・盃をみると、水に関する大小の器の漢字は皿の形で表されているのですね。
今では、食事のときに食材を盛り付ける皿ですが、はるか昔は水に関わる大切な器だったのかも
しれませんね。
さて今日の一枚は・・・
明日の11時頃にお別れとなる18年間お世話になった車です。
大雪の後に撮った写真で、これも思い出かな~と載せてみました。
初めのころは車いすの姑の通院に使用したり、子どもと姑を連れてファミレスで食事をしたり、建て
替えのときは私の趣味の品物をこれに乗せて運んだり、買い物はいうに及ばず、子どもたちの送り
迎え、猫たちの通院にもこの車でした。
今でも孫たちの通院など、活躍してくれました。
人間ならば、選挙もできるお年頃ですね。
先年亡くなった我が家で一番長生きだった猫のキキ(20才)より、付き合いは短かったですが、
また次の方にかわいがってもらえればと思います。
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