新*今日の漢字* 「仕」
今日は11時に新しい車が来るので、その前に「今日の漢字」を仕上げたいと思います。
では・・・
新*今日の漢字*
「仕」 音読み シ ジ 訓読み つか(える)
画数 5画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は士(し)。
士は小さな鉞(まさかり)を、刃を下にして置いた形で、戦士階級の身分を示す儀礼用の
器である。
士は戦士階級として王に「つかえる」者をいう。
のちすべて上の人に「つかえる」ことを仕という。
わが国では仕掛(しかけ)・仕事・仕入れ・仕送り・仕込・仕出し・仕立(したて)・
仕分(しわけ)など行為を意味する語に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は士。
[説文]八上 に「學ぶなり」というも、その義に用いる例は無い。
古くは仕えることを宦(かん)といい、宀(べん)部七下に「宦は仕ふるなり」という。
[礼記(らいき)、曲礼(きょくらい)、上]に「宦學して師に事(つか)ふ」という語が
あり、仕官のために学ぶことをいう。
士は士たる身分を示す儀器で、小さな鉞(まさかり)の頭部の形。
士とは禄仕の人をいう。
[詩、小雅、四月]「盡瘁(じんすい)して以て仕ふ」とみえる。
わが国では仕立(したて)・仕掛(しかけ)・仕入れ・仕切など、行為を意味する語に
宛字(あてじ)として用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「仕」を構成する「士」は小さな鉞の形だったのですね。
思い出してみると、「王」は大きな鉞の形でしたね。
この関係を考えると大きな鉞の形で表される「王」につかえる人が小さな鉞の形で表される「士」と
いうすっきりとした説明になりますね。
ということで、「にんべん」を付けて「仕」は王に「つかえる」人となり、のち、すべての上の人に
「つかえる」ことを表したのですね。
日本では仕掛(しかけ)・仕事・仕入れなど行為を意味することばに使われるようになったようです
ね。
さて今日の一枚は・・・
1月17日にアップした写真がストックらしくない姿だったのですが、このところで、それらしい姿
になりました。
もうちょっと上の方が伸びてた方が花屋さんで見る切り花のストックらしいでしょうか?
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