新*今日の漢字* 「使」
今日は息子家族は孫のスポーツ教室主催のハイキングで逗子へ出かけました。
末っ子猫のいちごものんびりとソファーの背もたれの上で寝ています。
では・・・
新*今日の漢字*
「使」 音読み シ 訓読み つか(う)
画数 8画 部首 イ(にんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は史(し)。
史と使の甲骨文字の字形は同じ。
史は口(さい(神への祈りの文である祝詞を入れる器の形))をつけた木を右手で高く
捧げ、殷(いん)王朝の祖先の霊を祭る祭りである。
地方に出かけて山や川を祭るときは、口(さい)つけた、上が枝分かれしている大きな木
を掲げて出かけた。
その木をもつ形が使で、祭りの「使者、つかい、使いする」の意味となる。
のち人や物を「つかう」の意味に用いる。
国の大事として行われる重要な祭祀(祭り)には、口(さい)をつけた木の枝に吹き流し
をつけて掲げて出かけ、祭りを行った。
これを事という。
史・使・事の甲骨文字の形は基本的には同じ形である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は史(し)。
史・吏・使は事ともと同形の字である。
事(じ)・吏(り)の声は灑(さい)・麗(れい)の関係と同じである。
[説文]八上 に「伶(れい)なり」とあり、使令(命令)の意。
金文では使役の字に史を用い、祭りの使者の使には事を用いる。
[叔隋器(しゅくだき)]「王姜(わうきゃう)、叔をして大保(たいほ)に事(つかひ)せ
しむ」の史は使役の意。
金文の使役の文は、この形式をとる。
事は使の初文。
祝禱を奉じて遠く使いし、その地で祭事を行う意の字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
史・吏・使・事はもともとは同じ形の文字だったようですね。
史・吏・使は確かに似ているけれど、事はちょっと違うような・・と思ったのですが、
「ヨ」に似た形を外すと「吏」に似ていますね。
ちなみに「ヨ」に似た形は右手の形なので、常用字解に出てくる「右手で高く捧げ」のことばと一致
しますね。
さて、「使」に含まれる「史」はもともと「殷(いん)王朝の祖先の霊を祭る祭り」を表す字だった
のですね。
そして、のち人や物を「つかう」の意味に用いられるようになったようですね。
さて今日の一枚は・・・
主人も神社の裏山清掃へ出かけたので、家の中は猫3匹と私だけです。
猫たちはそれぞれ好きな所で寝ているのですが・・・
末っ子猫のいちごは私側で・・・
この姿です。
怖いものが無いのでしょうね、若いから猫背もないのでしょうか。
猫らしからぬお姿でお昼寝中です。
0コメント