新*今日の漢字* 「次」

今日も11時頃から外孫を預かります。

では・・・

新*今日の漢字*

「次」 音読み  ジ シ   訓読み  つ(ぐ) つぎ

    画数  6画    部首  欠(あくび かける)

では常用字解で調べてみましょう。

  象形 人が口を開いてなげき、そのなげく息づかいが現れている形。

     欠(けん)は口を開いて立つ人を横から見た形で、二がその吐く息を示している。

     次・咨(なげく)・諮(はかる)は一つ系統の字である。

     せん(羨の下部(よだれ))は口を開いてよだれを垂らす形で、羨(せん(うらやむ))

     は犠牲(いけにえ)羊の肉を前にして「よだれ」を垂らしてうらやむの意味である。

     なげく意味の字として咨が作られ、次は弐(じ(貮。ふたつ、ふたたび))と通用して

     「つぐ、つぎ」の意味となり、次第(しだい(順序))の意味にも用いる。

     「やどる」の意味に用いるのは、し(𠂤朿(軍隊の駐屯地))と音が近くて通用するから

     であろう。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  象形 人の咨嗟(しさ)して嘆く形。

     人が口を開いて、口気のもれる形をしるす。

     [説文]八下 に「前(すす)まず。精(くは)しからざるなり」とし、二(に)声の字と

     する。

     字義を第二の位次とするものらしく、形義ともに誤る。

     字は咨嗟の咨の初文で、象形。

     咨(し)は次の下に祝禱を収める器の口(さい)を加えた形で、神に咨(なげ)き諮

     (はか)る意をもつ字。

     次・咨・諮は一系の字である。

     第二の意となるのは貮(弐)に仮借することからの転義で、副次(そえるもの)の意。

    また再宿を次というのも、軍の宿る所をし(𠂤朿)といい、し(𠂤朿)の仮借義であろう。

    [左伝、荘三年]「凡(およ)そ師出づるに一宿するを舍と爲し、再宿するを信と爲し、信を

    過ぐるを次と爲す」すという。

    次の用義の大部分は、この副次と旅次との引伸義であるが、次の本義は咨・諮のうちに存

    する。

    [説文]は[易(えき)、夬卦(かいか)、九四]「其の行くこと次且(じしょ)たり」、

    すなわち行きなやむ意をとるものであろうが、次且は双声の連語で形容の語である。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

ちなみに表外の訓読みとして「やどる」があります。

まず「次」の中で今は「冫」になっている部分がもとは「二」のような形になっていたようです。

ということで、「次」のもともとは「人が口を開いてなげいている人の息づかいが現れている形」

だったようですね。

また「貮(弐)」と通用して「つぐ、つぎ」の意味に使われ、し(𠂤朿)と音が近くて通用され

「やどる」の意味にも使われるようになったようですね。

今では「つぎ」などの引伸義に使われることが多いですが、今でも「咨・諮」の意味にもともとの

意味が受け継がれているのですね。


さて今日の一枚は・・・

私の大好きな金柑の木にかわいいお客様が来ました。

ヒヨドリです。

くちばしの付け根に金柑の黄色い色が付いています。

可愛いので、許しますから、また来てね!

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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