新*今日の漢字* 「持」
先ほど息子家族も出かけて、静かな日曜日になりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「持」 音読み ジ 訓読み も(つ)
画数 9画 部首 てへん
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は寺(じ)。
寺にものを保有し、またその状態を持続する(保ち続ける)意味があり、持のもとの字で
ある。
手に持ち続けることを持といい、「もつ、たもつ」の意味に用いる。
時間的に持続することを時という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は寺(じ)。
寺にもつ意があり、持の初文。
[説文]十二上 に「握るなり」とあり、握持することをいう。
握持することにより、守持・持中・持久の意となる。
握字条に「搤持(やくぢ)するなり」とみえる。
[荘子、知北遊(ちほくゆう)]に骸(かい)・灰(かい)・媒(ばい)・謀(ぼう)・哉
(さい)と韻しており、持の古音を考えることができる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まず、「持」という字のもともとの形は「寺」だったようですね。
「手に持ち続けること」が「持」という文字だったのですね。
そして、寺つながりで「時間的に持続すること」を「時」というのでしたね。
今の文字のイメージでは「寺」に「手(てへん)」を付けてどうして「持つ」何だろう?
「寺」に「日」が付くとどうして「時間の時」になるのだろう?と疑問でしたが、
元に考えた「寺」の意味が今と違っていたのですね。
川崎は一時の厳しい寒さから解放されて、杉に花粉が飛び始めました。
さて今日の一枚は・・・
春の気配になるでしょうか?
プランターに植えたチューリップの芽が出てきました。
春が来たら、ちゃんと咲いてくれるとよいですが。
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