新*今日の漢字* 「取」
オリンピックはまたメダルが2個も増えましたね。
若い方たちの努力と活躍に心が明るくなりますね。
では・・・
新*今日の漢字*
「取」 音読み シュ 訓読み と(る)
画数 8画 部首 又
では常用字解で調べてみましょう。
会意 耳と又(ゆう)とを組み合わせた形。
又は手の形。
戦場で書き取った者の左の耳を討ち取った証拠として手で切り取ることを取という。
敵の耳を切り取るの意味から、すべての物やことについて「とる、うばう」の意味となり
また「とめる」の意味にも用いる。
討ちとった敵の左耳を切り取って持ち帰り、その数を数えて軍功を決めた。
耳を切り取ることを取、またかく(耳或)(みみきる)といい、首を切り取ることを馘
(かく(くびきる))という。
切り取った耳が多いとき上から覆って取り集めることを最といい、指先でつまむように
して取ることを撮という。
聚(しゅう(あつまる))ももと切り取った左耳を取り集めることをいう字であったと
思われる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 耳と又(ゆう)とに従う。
耳を取るのはかく(耳或)耳(じ)の意。
[説文]三下 に「捕取するなり」とし、戦場で打ち取った敵の左耳を切り取る意。
そのかく(耳或)数によって戦功を数える。
凱旋(がいせん)のときには、そのかく(耳或)を廟に献ずるのである。
転じて他国を侵すことをいい、すべて他の物を獲得することをいい、また妻を娶(めと)
ることをいう。
古くは取・与の両義に用いた。
かく(耳或)耳をを取り集めることを最といい、また撮という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
そうですか、確かに耳という字が含まれていますからね、何かな?とは思っていましたが・・・
「戦場で打ち取った敵の左耳を手でとる」ことが「取」のもともとの意味だったようですね。
この切り取った耳を持ち帰って、その数によって軍功を決めたのですね。
そして、今の意味に近い「他国を侵したり、すべての物を獲得すること、や妻を娶ること」も
取るというようになったのですね。
さて今日の一枚は・・・
主人の作業ズボンの裾上げをしようと私の嫁入り道具のミシンを出してみました。
テーブルの上のがらくたが写ってしまうので上からの写真ですみません。
ジャノメトピアA(エース)802型です。
調べてみたところ「1973年発売で、価格が92000円」だったそうで、当時の大卒の初任給が
6万円ぐらいだったそうですから、結構高価なものだったのですね。
実はこのミシン4学年上の姉のためにジャノメで積み立てをしていたもので、積み立てが終わり
「引き取ってください」といわれて家に置いてあった物を私の嫁入り道具として持ってきました。
模様縫いは20種類以上あるカムと言われるものを取り替えてできます。
抑え金具も10個ぐらい(使いこなせていません)といろいろできます。
私の結婚するころには「電子ミシン」というものが20万円以上で売られていた時代でしたが、
20年ぐらい前にベルトを1回取り替えましたが、未だ現役で頑張ってくれています。
私もがんばらなくっちゃ!と思います。
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