新*今日の漢字* 「重」
今日は午後から夜にかけて外孫を預かります。
では・・・
新*今日の漢字*
「重」 音読み ジュウ チョウ 訓読み え おも(い) かさ(ねる なる)
画数 9画 部首 里
では常用字解で調べてみましょう。
会意 東と土とを組み合わせた形。
東は上下を括(くく)った嚢(ふくろ)の形で、嚢(たく(ふくろ))のもとの字で
ある。
橐の下に錘(おもり)のように土を加えた形が重で、「おもい」の意味となる。
亮はその重(嚢の形)の上部に穀物などの注ぎ口をつけた形で、穀物の量をはかることを
いう。
重量(おもいこと。おもさ)の意味から、重層(幾重(いくえ)にもかさなること)・
重塁(ちょうるい(かさなること))、重要(たいせつなこと)・重宝((ちょうほう)
大切な宝。また、便利であること)、重厚(おもおもしく厚みのあること)、慎重(しん
ちょう(注意深くすること))などの意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 東と土とに従う。
東は嚢(たく(ふくろ))の初文で、その象形。
[説文]八上 に「厚きなり」と訓し、「てい(壬の下の横画が長い)に從ひ、東(とう)
聲」というも字形と合わず、字は明らかに嚢の下に錘(おもり)のように土をつけている
形で、重量の意を示す。
橐はいわゆる括橐(かつのう)、上部を括(くく)った嚢で、穀物を入れてその量をはか
るものであり、その括橐の部分に、穀物を入れて、その重量をはかる。
重はもと穀物の重さをはかる字で、重量をいい、これを重圧・重層・重塁(ちょうるい)
・重宝(ちょうほう)などの意に用いるのは、みな引伸の義である。
重午(ちょうご)は五月五日、端午の節句、重陽(ちょうよう)は九月九日、菊の節句で
ある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「重」は「東」と「土」とを組み合わせた形だったようですね。
そしてその「東」は上下を縛(しば)ったふくろの形で、その下に錘のように「土」の字が加えられ
ていたのですね。
そして、この「重」の字はもともと穀物の重さをはかる字だったのですね。
よく使う重圧・重層・重宝などは引伸の義だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
春めく景色シリーズです。
だいぶ大きくなってきました。
ブルーベリーは花も楽しみ、実も楽しみ、紅葉も楽しみ、一年中楽しませてくれる植物ですね。
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