新*今日の漢字* 「章」
今週になってからいろいろ忙しかったので、来客用にいろいろ動かしたものを
もとの場所へ戻しまし、やっと落ち着きました。
では・・・
新*今日の漢字*
「章」 音読み ショウ 訓読み ---
画数 11画 部首 立
では常用字解で調べてみましょう。
象形 入墨をするときに使う針(辛)の針先の部分に、墨だまりのある形。
日の部分が墨だまりの形。
これによって加えられた文身(入れ墨)の美しいことを彰(しょう(あきらか))と
いう。
文は文身の形で、その文身の美しいことを彣(ぶん(あや))といい、合わせて彣彰
(美しい事。あやがあること)という。
章は入れ墨の美しいことから「あきらか、あや」の意味となる。
また入れ墨は刑罰のほかに、通過儀礼として、また社会生活上の身分を示すしるしとして
用いられたので、「てほん、のり、しるし」の意味となり、詩文の一節や楽曲の一節の
意味にも用いられた。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 入墨の器の形である辛(針)の針先の部分に、墨だまりのある形。
それによって入墨を行う。
その文身の文彩あるものを文章といい、その写草を彣彰(ぶんしょう)という。
[説文]三上 に章を楽章を本義とする字と解し、「樂の竟(をは)るを一章と爲す。音に
從ひ、十に從ふ。十は數の終わりなり」とする。
それは楽章十篇を一章とするという意味であろうが、そのような楽章の数え方はない。
また字形においても金文の字形は音に従うものではなく、下部もまた十ではない。
[説文]は楽章の解をなすために、字形の解釈を誤ったものである。
入墨の美の意より章明の意となり、表章の意となる。
また完結性をもつものであることから、詩文の章節をいう語となる。
楽章の名とするものその意であろう。
法式をしるすものを章程、礼服を章服、法の規範をを憲章という。
文身の著明であることから、字義が多義化した点において、文と似ている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「章」という字は「入墨に使う針の針先に、墨だまりのある形」だったようですね。
そして意味としては入れ墨の美しいことから「あきらか、あや」となり、
通過儀礼や身分を示すしるしとして使われたので「てほん、のり、しるし」の意味となったの
ですね。
また、詩文の一節や楽曲の一節にも使われるのですね。
さて今日の一枚は・・・
初卯祭の続きです。
手作りの弓矢で狙ったのはこれまた手作りのこの的です。
ちなみに、タウンニュースという新聞に折り込まれる地域のタウン情報誌に稚児たちが弓を射って
いる様子が掲載されました。
0コメント