新*今日の漢字* 「植」
今日は真ん中猫のフクの予防接種に行って来ました。
では・・・
新*今日の漢字*
「植」 音読み ショク 訓読み う(える わる)
画数 12画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は直(ちょく)。
直には埴(しょく(はに))・殖(しょく(ふえる))の音がある。
直は省と乚(いん)とを組み合わせた形で、省は目に飾りをつけ、地方を巡察して不正を
取り締まることをいう。
乚は隠れるの意味。
ひそかに調べて不正をただすことを直といい、ただす、正しい、まっすぐの意味となる。
木を樹(う)えるとき、まっすぐに立てることを植といい、「たてる、うえる」の意味
となる。
のち草木の類を植物という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は直(ちょく)。
直に埴(しょく)・殖(しょく)の声がある。
挺直(ていちょく)なるものを直という。
[説文]六上 に「戸の植なり」とあり、たての貫の木の意とする。
戸を支えている鎖植をいう。
また建物の柱の意にも用いる。
重文の字は置に従うが、チの音もある字である。
[論語、微子(びし)]「其の杖(つえ)を植(た)てて芸(くさぎ)る」とあり、[漢石経]
に植を置に従う字が書かれていたのであろう。
樹木のことは古く種樹という。
のち植を用い、草木の類を植物という。
国外の木開拓の土地に人を移すことを植民、また殖民という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「植」に含まれる直はもともと「ひそかに調べて不正をただすこと」の意味だったようですね。
そして「植」は「木を植えるときにまっすぐ立てる」ことを言ったのですね。
のち、草木のことを植物というようになったのですね。
さて今日の一枚は・・・
このところの暖かさで近所の彼岸桜が咲きました。
これでスギやヒノキの花粉が飛ばなければ、楽しい春なのですが・・・
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