新*今日の漢字* 「全」
今日は木曜日なので外孫を預かりました。
帰りに安売りのスーパーで買い物をするというので、そこでも孫預かり、遊ばせました。
エスカレーターがお気に入りで5回ぐらい上がったり下りたりしました。
主人はゴルフなので・・・これから寝るぐらいまで私だけの時間を過ごせます。
では・・・
新*今日の漢字*
「全」 音読み ゼン 訓読み まった(く) すべ(て)
画数 6画 部首 入(いる)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 古い字形がなく定めがたいが、[説文]五下 にあげる古文の字形から考えると、
佩玉(はいぎょく(腰をしめる革帯(かわおび)につり下げた玉(ぎょく)))の形で
あるらしい。
その字は佩玉の下に飾りを垂らしているらしい形である。
[説文]五下 に「玉に從ふ。純玉を全と曰ふ」とする。
金は銅などを一定の型に鋳込んだ塊の形である全に、銅のちいさな塊である●●の形にする
ことは考えられない。
佩玉のそれぞれの部分が備わることを全といい、「まったく、すべてととのう、すべて、
そろう」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 おそらく佩玉(はいぎょく)の形であろう。
[説文]五下 に字をぜん(上下に入+工)に作り、「完きなり。入に從ひ、工に從ふ」
とし、また篆文の字形(全)をあげて、「玉に從ふ。純玉を全と曰ふ」とする。
なお古文の一字を録するが、その字は玉の下に緌飾(ずいしょく)を垂れている形のよう
である。
金と形が似ており、金は鋳塊を示す黒点二を加える。
純玉完全の意より、全智全能、全身全霊のように、一切を包括する意に用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「全」はもともと「腰に下げる佩玉の下に飾りを垂らしている形」だったようですね。
きっと大切な物でそれぞれの部分が備わることを「全」といったようですね。
さて今日の一枚は・・・
20日につくしの様な花芽の写真をアップしましたが。今は小さな鈴のような花がうつむき加減に
咲いています。
このムスカリはもう9年ぐらい毎年咲き続けてくれています、ありがたい花たちです。
0コメント