新*今日の漢字* 「注」
昨日シラスをつまみ食いしたら、歯の詰め物がポロリと取れてしまいました。
以前の歯科医院は職場の近くだったので、家の近所で探したいと思います。
では・・・
新*今日の漢字*
「注」 音読み チュウ 訓読み そそ(ぐ)
画数 9画 部首 さんずい
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は主(しゅ)。
主に柱(ちゅう(はしら))の音がある。
主は燭台の形で、鐙(あぶらざら)の中で燃えている炎を加えている形である。
[説文]十一上 に「灌灌(そそ)ぐなり」とあり、鐙の中に油を注ぐの意味であろう。
のちすべて「そそぐ、つぐ」の意味に用いる。
油の容器を鐙に近づけて油を流し入れるので、属と音・意味が近く、「つける、くっつけ
る」の意味にも用いる。
本文の中の語句をとりあげて、その意味を解説するとことを注釈というのは、本文に説明
を属(つ)けるという意味である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は主(しゅ)。
主に柱(ちゅう)・駐(ちゅう)の声がある。
主は燭台(しょくだい)の形で、鐙(あぶらざら)の中で燃えている炎を加えている。
[説文]十一上 に「灌(そそ)ぐなり」とし、主声とするが、もと鐙の中に油をそそぐ意で
あろう。
[周礼(しゅうらい)、天官、瘍医(ようい)]に「藥をそそ(示兄)ぐ」とあり、
祝(ちゅう(示兄))は注と同声。
[荀子(じゅんし)、礼論] 中略 にいわゆる属纊(しょくこう)、死に臨んで気息の有無
を纊(わた)を属(つ)けて確かめるのである。
注釈の注はこの「属(つ)ける」の意であるが、のち註の字を用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「注」はもともと「燭台の鐙に油をそそぐ」という意味だったようですね。
また、属と音・意味が近いので、注釈(註釈)のように使われるのですね。
さて今日の一枚は・・・
鉢植えにしていた紫蘭(シラン)を昨年地植えにしたところ、力強い芽が出てきました。
花が咲くのが楽しみです。
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