新*今日の漢字* 「丁」
今日は漢字教育サポーターと生涯学習セミナーの研修会がありました。
久々の東京駅付近にドキドキ、まごまごするばかりでした。
では・・・
新*今日の漢字*
「丁」 音読み チョウ テイ 訓読み ---
画数 2画 部首 一
では常用字解で調べてみましょう。
象形 釘の形。
甲骨文字と金文の字形は釘の頭の平面形である。
丁(てい)が釘(てい(くぎ))のもとの字である。
十干の第四でひのと(火(ひ)の弟(と))」という。
丁壮(ていそう(若者))・丁年(ていねん(ニ十歳))のように若者の意味に用いる。
国語の丁数(ちょうすう(書物の枚数。多く、和装本(わそうぼん)についていう))・
落丁(らくちょう(本の中の抜け落ちたページ))の丁(ちょう)はおそらく帖(じょ
う(かきつけ))、二丁目は二町目の意味であろう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 釘の頭の形。
釘(てい)の初文。
[説文]十四下 に「夏時、萬物皆丁實す。象形。丁は丙を承(う)く。人の心(むね)に
象る」とする。
丁実とは丁壮成実の意であるが、形義ともに当たるところがない。
卜文・金文の字形はまさに釘の頭の平面形である。
十干の義はみな仮借。
[爾雅(じが)、釈魚]に「魚枕(ぎょちん)之(これ)を丁と謂ふ」とあり、[爾雅]では
干名をすべて魚の部分名とし、たとえば丙を魚尾とする。
郭沫若(かくまつじゃく)はその説によるが、卜文・金文の字形は、魚骨に似たところは
ない。
十干は二千ずつ一連をなす語と思われるが、甲乙が亀甲の形と獣骨の形。
丙丁は丙は台座あるいは碪質(ちんしつ(うちたたく台))の形、丁は釘頭(ていとう)
でうちたたいた頭の形で、それぞれ相対する語である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「丁」とは「釘の頭の形」だったのですね。
そしてよく見かける「二丁目」は「二町目」や「乱丁」や「落丁」は「帖」の代わりに使われている
ようですね。
さて今日の一枚は・・・
今年はブルーベリーの花がたくさん咲きました。
身もたくさんなるとよいな~と思う、今日この頃です。
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