新*今日の漢字* 「庭」
今日は紙ごみの個人情報の裁断をしながら(途中で裁断気が熱で止まってしまうので)・・・
ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作る準備をしながら・・・
そして今日の漢字を書いています。
では・・・
新*今日の漢字*
「庭」 音読み テイ 訓読み にわ
画数 10画 部首 广(まだれ)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は廷(てい)。
廷は壁で区画した宮中の儀礼を行う場所(にわ)で、庭のもとの字である。
建物の屋根の形の广(げん)を加えた庭は「にわ」の意味に用い、儀礼を行う場所
(にわ)だけでなく、庭園(樹木を植えたり、池などを作った庭)・校庭(学校の運動場
や中庭)のように、ひろい場所の意味に用いる。
は广(屋根)のない場所を庭といい、法廷(裁判官が裁判を行う場所)のように屋根の
ある場所を廷ということが多い。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は廷(てい)。
廷は後宮の儀礼を行う場所で、庭の初文。
廷に屋廡(おくぶ)の形である广(げん)を加えた字が庭である。
金文にみえる冊命賜与(さくめいしよ)などの儀礼は、すべて中廷において行われて
いる。
[説文]九下 に「宮中なり」とするが、廷は土主(土地神)を祀(まつ)り、灌鬯(かん
ちょう)して儀礼を行う場所をいう。
廷は本来壁などで区画しただけの屋廡のないものであるが、のち广を加えて庭とした。
いまは广のない所を庭といい、广のあるところを廷という。
庭を家庭・庭園の意に用い、家訓(かくん)を庭訓(ていきん)という。
[論語、季氏(きし)]にみえる、孔子の子である鯉(り)が、庭を過(よぎ)ったとき、
孔子の垂訓をえた故事による語である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「庭」に含まれる「廷」が「庭」のもとの字だったのですね。
「廷」は壁などで区画した宮中の儀礼を行う場所で、「庭」はこれに建物の屋根の形(广)をつけたのですね。
でも今は「庭」が屋外のことで「廷」は法廷あど广(やね)のある場所になっているのですね。
漢字の世界ではよくあることですが、不思議な変わりようですね。
さて今日の一枚は・・・
ブルーベリーの花と花が落ちて身となる部分が残っています。
はてさて、このあと膨らんでくるのでしょうか、楽しみです。
そうそう、ヨーグルトの準備は常用字解を書き始める前に終わり、8時間の保温となりました。
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