新*今日の漢字* 「度」
朝から雨や風が強いですが、実家の母が治りかけだった肺炎が悪くなったというので、
実家へ立ち寄り病院へ行く予定です。
では・・・
新*今日の漢字*
「度」 音読み ド ト タク 訓読み たび
画数 9画 部首 广
では常用字解で調べてみましょう。
会意 席の省略形と又(ゆう)とを組み合わせた形。
又は手の形。
度は手で敷物の席(むしろ)を広げる形で、席(むしろ)の大きさをものさしとして長さ
をはかることをいう。
それで「はかる、ものさし」の意味となる。
また席(むしろ)を広げて端から端まで敷きわたすので「わたす、わたる、こえる」の
意味となる。
ものさしの意味から、法度(はっと(おきて。法律))・制度(きまり。あきて)のよう
に「のり、おきて」の意味に用いる。
また三度(三回。みたび)のように「たび、回数」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 席の省文と又(ゆう)とに従う。
席(むしろ)を手(又)でひろげる形。
[説文]三下 に「法制なり」とし、又に従うて庶の省声とするが、庶とは関係がない。
庶は煮炊きする意の字である。
[漢書(かんじょ)、律暦志、上]に「長短を度(はか)る所以(ゆえん)なり」とする。
儀礼のときに筵席(えんせき)を設けるに当たって、席(むしろ)をもってその長短を
度る。
それで尊者とのあいだに「席閒、丈を函(い)る」のようにいう。
[左伝、襄(じょう)二十五年]「山林を度る」、[礼記(らいき)、王制]「地を度りて
以て民を居(を)らしむ」のように、土地を測量するにも用いるが、もとより測量揆度
(きど)の方法には、数学的な方法が用いられ、度数があった。
度数はのちの幾何学にあたる。
天文暦数もその方法によった。
[周髀算経(しゅうひさんけい)]などに、その鍬いい記述がある。
その法度に合するものを制度、合わないものを度外(どはず)れという。
[説文]にいう法制とは最も後起の義である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「度」は「手でむしろを広げる形で、むしろの大きさをものさしとして長さを「はかる」」こと
だったのですね。
そして、敷物を敷きわすので「わたす、わたる、こえる」となり、ものさしの意味から「のり、
おきて」となり、「回数、たび」の意味にも用いられるのですね。
さて今日の一枚は・・・
新しい写真が無いので、お姉さん猫のモモの寝姿です。
短くみえる特徴的な尻尾はおそらくお母さんのおなかの中で固まってしまったらしく、途中から渦を
巻くようになっていますが、見た目は短い太い尻尾です。
それに・・・
体重はいちごより軽くなったのですが、肉の付き方が違うのでしょう、ずんぐり見えます。
人間でいえば、60歳半ばぐらい、致し方ないでしょうね。
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