新*今日の漢字* 「波」
今日も昼前に実家へ出かけます。
では・・・
新*今日の漢字*
「波」 音読み は 訓読み なみ
画数 8画 部首 さんずい
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は皮(ひ)。
皮に破(は(やぶる))・跛(は(あしなえ))の音がある。
皮は獣の皮を手で引きはがしている形でうねうねと続くもの、傾くものの意味がある。
「なみ、なみだつ」の意味に用いる。
波紋(石などを見ずに投げたときにできる、輪になって広がってく波の模様)が広がる
ようにだんだんと影響の及ぶ範囲が広がっていくことを波及という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は皮(ひ)。
皮は獣皮を手で剥(は)がしている形で、うねうねと続くものの意がある。
[説文]十一上 に「水湧(わ)きて、流るるなり」とは、[書、禹貢(うこう)]「滎波
(けいは)すで(皀旡)にあつま(豕者)る」などの、経籍による訓である。
[史記、夏(か)紀]に「滎波」を「滎播」に作り、[周礼(しゅうらい)、夏官、職方氏、
鄭玄注]にも波を播(は)と読む。
波が他に播及(はきゅう)するように影響が広がっていくことを波及、一さわぎ起こる
ことを波瀾(はらん)という。
永字八法の第八を波といい、波磔(はたく)という。
筆を引いて波勢をなす意である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「波」にふくまれる「皮」は「獣の皮を手で剥がしている形でうねうねと続くもの」の意味がある
ようですね。
それに「さんずい」を付けて、水に移してうねうねしたもので「なみ」となったのですね。
ちなみに「永字八法」とは「永という字の点や画に書法(用筆法)すべての基本のすべてが含まれて
いるので、永の字一つですべての漢字の筆の運び方の練習ができるとらしいです。
第八の「磔」は永の字の右側中央付近から右下に向かっていく筆運びです。
さて今日の一枚は・・・
昨年兄嫁さんが柿の木の下に植えてくれたミョウガの葉がたくさんできました。
こんもりすれば、夏には大好きなミョウガがいただけます。
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