新*今日の漢字* 「配」
今日は実家関係は疲れているので、みんなで小休止です。
では・・・
新*今日の漢字*
「配」 音読み ハイ 訓読み くば(る)
画数 10画 部首 酉(とりへん)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 酉(ゆう)と己(こ)とを組み合わせた形。
酉は酒器・酒樽の形。
己は古い字形によると卩(せつ)で、跪(ひざまず)く人の形。
酒器の前に人が跪く形が配で、酒器と人とを組み合わせる、人に酒器をわりあててくばる
ことをいい、男と女を「めあわす(結婚させる)」、「わりあてる、くばる」の意味と
なる。
また支配(他の人を自分の思う通りに動かすこと)のように、「したがえる」の意味にも
用いる。
食器(食膳(しょくぜん))の前に人が跪いている形が即(卽)で、食事の席につくこと
をいい、食器をはさんで人が向かい合って坐(すわ)っている形は郷である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 酉(ゆう)と己(き)とに従う。
酉は酒樽(さかだる)の形。
己は卩(せつ)が正形で、人の跪坐(きざ)する形。
酒樽の前に人が跪(ひざまず)いて、その配膳に即(つ)く意を示す。
[説文]十四下 に「酒の色なり」とし、また己(き)声とするが、その用例がなく、声も
合わない。
けい(卿の中央部分が皀)がき(皀殳(食器))を中心に両人が対坐する形、卽(即)が
一人 き(皀殳(食器))の前で跪く形であるのと同じく、配は酒樽の前に跪く形。
[書、君牙(くんが)]に「前人に追配せよ」とあり、これは宣王に配祀(はいし)すること
をいう。
金文には 中略 天命に配すとは、天命にあたる意。
[書、君奭(くんせき)] 中略 天命に適合する意。
のち匹敵・匹配(ひっぱい)の意より結婚をいい、分配・配置・配当をいい、支配より
して配属・配下の意となり、またその所に就く意より配流・配所をいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「配」はもともとは「酒器の前に人が跪く形」で「人に酒器をわりあててくばる」ことだったよう
ですね。
調べましたら、中国語の「匹配」は「 (婚姻によって)連れ添う,夫婦になる,結ばれる.」(Wbelio の白水社 中国語辞典より)でした。
その他にも「支配」のように「人を従える」ようない意味もあるのですね。
さて今日の一枚は・・・
5月1日の写真で本当に花なのかしら?という姿でした、ストックが花らしくなってきました。
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