新*今日の漢字* 「皮」
今週は主人がもとの会社のお手伝いがあるので、毎朝5時起きで、すでに少し眠いです。
では・・・
新*今日の漢字*
「皮」 音読み ヒ 訓読み かわ
画数 5画 部首 皮
では常用字解で調べてみましょう。
獣の皮を手(又(ゆう))で引き剥がしている形。
[説文]三下 に「獸革を剥取(はくしゅ)する者、之(こ)れを皮と謂(い)ふ」とある。
革は獣の頭から手足までの全体の皮をひらいてなめした形である。
皮革(加工した動物の皮)は古代は衣服や武具・装備の最も重要な材料であった。
「かわ」のほかに、皮相(表面に現れた現象。うわべ)・皮肉(うわべ。また、体)の
ように「おもて、うわつら」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 獣皮を手(又(ゆう))で剥ぎとる形。
[説文]三下 に「獸革を剥取(はくしゅ)する者、之(これ)を皮と謂ふ」とし、「又
(いう)に從ひ、爲(ゐ)の省聲」とするが、爲(為)とは関係がない。
字は皮革の全形である革の半形で、それを手で引きはがしている形。
獣皮は古代の衣服や武具・装備の最も重要な材料であり、斉(せい)の鮑叔(ほうしゅ
く)のごときも、鮑を金文にほう(上下に陶革)に作るように、皮革を生業として、家を
興したものであろうと思われる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「皮」は「獣の皮を手(又(ゆう))で引き剥がしている形」だったのですね。
そして、よく疑問に思った「皮」と「革」の違いは「皮革の全形である革」と「半形である皮」と
漢字の世界では分けていたようですね。
ちなみに、「鮑叔ごとき」といわれた鮑叔は「中国春秋時代の斉の政治家で、若い頃から管仲(かん
ちゅう(斉の政治家でのち桓公に仕え、覇者に押し上げた人))と親しく交わり、若い頃の管仲を経
済面で助けた人」だそうです。
この二人の厚い友情を「管鮑の交わり」というそうです。
さて今日の一枚は・・・
トマトの花が咲いていました。
後ろにはトマトの赤ちゃんも見えますね。
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