新*今日の漢字* 「面」
昨日の気象情報より雨が早く降り出した川崎です。
今日も3時頃から外孫を預かります。
では・・・
新*今日の漢字*
「面」 音読み メン 訓読み おも おもて つら
画数 9画 部首 面
では常用字解で調べてみましょう。
象形 目だけあらわれている仮面の形。
神事的な儀礼の際には仮面が使用されたらしく、戯や劇の字形によると、虎の皮の被
(かぶ)りものが使用されたことが知られる。
のち顔面の意味となり、「おもて、かお、つら、むかう」の意味に用いる。
顔をそむけることをめん(イ+面(そむく))という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 ひら面の形。
[説文]九上 に「顔前なり。しう(頁の下部無し)に從ひ、人面の形に象る」という。
古い字形はないが、金文の[師遽方彝(しきょほうい)]の「めん(王+面)圭(けい)」の
字はしう(頁の下部無し)形の前を覆う形に作る。
神事的な儀礼や歌舞のときに、仮面を使用することがあったようである。
殷(いん)代の遺址(いし)からは、人面や馬面などが出土しており、また鉞(まさか
り)に人面や鬼面を透かし彫りしたものがある。
[詩、小雅、何人斯(かじんし)]は人を呪詛する詩であるが、「靦(てん)たる面目(めん
ぼく)有り 人を視(み)るに、極まり̪罔(な)し」とは、けろりとして恥知らずの顔を
罵(ののし)る語である。
のち顔面の意となる。
直接に相対してなすことを面晤(めんご)・面試・面争・面折といい、表面だけのことを
面交・面諛(めんゆ)・速決することを面決という。
また正反の意に用いて、まむかうの義と、そむく意とがある。
そむく意にはめん(イ+面)を用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「面」は「神事的な儀礼に仮面が使用された、目だけあらわれている仮面の形」だったようですね。
今とほぼ変わらない意味もあるのですね。
お面から人面に意味が移っていったのですね。
さて今日の一枚は・・・
先日、主人の育てたミニトマトが色づきました。
アップするまでのタイムラグで、すでに、孫のお腹の中に入っていますが。
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