新*今日の漢字* 「問」
昨日の雨も上がり、しっとりとした空気の中、陽が差し込んできました。
暑くなるそうです。
では・・・
新*今日の漢字*
「問」 音読み モン 訓読み と(う い) とん
画数 11画 部首 口
では常用字解で調べてみましょう。
会意 門と口とを組み合わせた形。
口は「さい」で、神への祈りの文である祝詞を入れる器の形。
門は神を祭る戸棚の両開(りょうびら)きの扉の形。
その扉の前に口(さい)を置いて祈り、神意を問い、神の啓示(お告げ)を求めることを
問という。
神意を「とう」ことから、のちすべて「とう、とい、たずねる」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 門と口とに従う。
口は「さい」、祝禱(しゅくとう)を収める器の形。
門は家廟(かびょう)の廟門。
そこに祝禱の器をおいて祈り、神意を諮問(と)うことを問という。
[説文]二上 に「訊(と)ふなり」とし、言部三上 に「訊(じん)は問ふなり」とあって
訊・問を互訓とするが、訊の初形はじん(横に口+(上下にム+儿)+糸)に作り、罪人
を糾問する字である。
しかし問は廟門に祝禱の器をおき、神意に諮(はか)り問う意であるから、訊と問は大い
に字義が異なり、糾訊の訊と互訓すべき字ではない。
[詩、魯頌(ろしょう)、泮水(はんすい)]に「淑問(しゅくもん)すること皋陶(かう
えう(古の神名)の如し」とあり、[書、呂刑(りょけい)]に「皇帝、下民に淸問す」と
あるように、もと神事に用いる語である。
また神意にかなうことを問といい、[詩、大雅、緜(めん)]「亦(また)厥(そ)の問
(ほまれ)を隕(おと)さず」とはその意。
同じ構造法の字に誾(ぎん)・闇(あん)などがあり、みなその儀礼に関する字である。
問答のように用いるのは、のちの転義である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「問」に含まれる「門」は「神を祭る戸棚の両開(りょうびら)きの扉」でその扉の前に「口
(さい)を置いて祈り、神意を問い、神の啓示(お告げ)を求める」ということだったようですね。
さて今日の一枚は・・・
柿の実も小さいですが、それらしくなってきました。
先日採れた梅の実は1.8kgぐらいを残し、みな貰われていきました。
そして昨日、以前注文しておいた「みなべの南高梅」が届き、良い香りを漂わせて始めたので、
今日の書き込み途中の10時頃に梅酒用の広口瓶を買いに出かけました。
昼食をはさんで午後はひたすら「梅仕事」。
とっておいた冷凍の梅で簡単梅ジュースと梅ジャムを作りました。(冷凍庫を空けるためです)
我が家で採れた梅は約500gずつに分けて冷凍庫へ入れて、簡単梅ジュースとジャム用にしまって
おきます。
購入した梅のうち4kgは梅干しに、2kgは梅酒に、残りの4kgは広口瓶で梅ジュースにしま
した。
言うは易いですが、一粒一粒へたを爪楊枝で外し、洗ったあとには一粒一粒丁寧に水気をふき取り
ます。
美味しい、梅ジュースや梅干し、そして梅酒の梅()のためにがんばりました。
これもまた、楽しみの一つです。
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